07威萌宇斗 四葉2
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手首を抜こうとする咲耶。
「ダメデスッ」
「咲耶ちゃんっ、前隠してよっ!」
目の前でプルンプルンして、時々腕に当たる柔らかい感触に、さらにギンギンになって、片手では隠せなくなってしまったワタール君自身。
「まあ、お兄様、私の裸を見てそんなになるなんて… もっと見てもいいのよ(赤)」
最大級のワタ〜ル君を見て、さすがに顔を赤らめる咲耶。 しかし自慢の体は隠そうともしなかった。
「さあ行こうか、兄君…」
「ええ、お兄様」
「兄ぃっ!」
「ワタ〜ル君に何するデスかっ!」
クローバーを無視して両腕を抱える咲耶と千影。 さらに左右からムギュムギュと柔らかい物を押し当てられ、背中からは小さい物に抱き着かれて、思わず出ちゃいそうになるワタ〜ル君。
もちろん部屋に戻った3人と、脱衣場に残された凛鈴や眞深が入って来る前に、バスルームには内鍵が掛けられた。
「さあ、ワタ〜ル君、ワタシの体を洗うデス。 タオルやスポンジを使うのは禁止デ〜ス」
「え? じゃあどうやって?」
「もちろん… 兄君の手で洗うんじゃないか…」
「お兄様は私が洗ってあげる(体で)」
「だめだよっ! あっ、あああ〜〜〜〜〜〜っ!」
「ああっ、アニキがっ、あたしのアニキが汚されてる〜〜っ!」
「誰があんたのよっ!」
東京から帰った後、咲耶達に中までキッチリ洗浄され、後日、デキていないかも、クスコで広げられて、シッカリ調べられちゃった凛鈴ちゃんは、まだ痛む部分を押さえながら、ガラス1枚向こうで乱暴されている兄を思って泣いていた。
「兄君、ここがイイんだろ……?」
「あっ! 千影ちゃんっ! 咲耶ちゃんもそこはだめ… うっ………」
「まあ、一杯出したのね、お兄様。 今度は手じゃなくて、私でどう?」
「だ… だめだよっ」
「そんなっ、ワタ〜ル君! 指を入れてはダメデスッ!」
「君が入れてるんじゃないかっ、あ… 四葉ちゃんの中って……」
「何してるのっ? 開けてっ! お兄ちゃん!」
「…………」
「皆さんっ! すぐに兄君様を開放しないと、ガラスを破りますわよっ!」
そこに水着組が戻って来ても、扉は硬く閉ざされ、春歌の薙刀も何故かそのガラスには通じなかった…
「……ハアッ、ハアッ、ハアッ、ワタ〜ル君、キスをするデス(ポッ)」
「あっ、何するのよっ、私もしてっ、お兄様っ」
「ボクもっ」
「私もお願いしようかな…」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!
そこで地の底から響く振動が起こり、ウェルカムハウスにだけ地震が起こった。
「きゃあーーっ」
「に〜や〜〜っ」
「お兄ちゃま〜〜っ」
脱衣場では洗濯機が歩き出し、他の部屋でもベッドが宙を舞う。 もちろんそれは、可憐が起こしたポルターガイスト現象だった。
シャキンッ! カラカラカラッ
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