02威萌宇斗 鈴凛2
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爺やさん、この人には最初からばれてたんだ。 そうだよね、これだけセキュリティシステムがあったら、メカか人間かなんてすぐ分かるよね。
「じ、爺っ、違うんだっ! 僕はメカ凛鈴ちゃんだと思ったからっ、それで」
ベッドの上で裸で抱き合って、汗とか色んな液で体中ベトベトになってるのに、まだ言い訳しようとしてるアニキ。 シーツで隠しても、もうダメだよ。
「ご安心下さい、航様が驚かれているようでしたので、早々にお邪魔致しましたが、鈴凛様は、航様の本当の妹ではございません」
「「えっ?」」
「ウェルカムハウスには、海神家の子女に集まって頂いておりますが、鈴凛様も他の皆様も、従兄妹に当たる方や、遠縁の方が多うございます。 航様には、このような「間違い」を起こされぬよう、皆様「妹」とお話ししましたが、こうなっては仕方有りません。 御当主様と、凛鈴様のお母上にもご連絡して、すぐにも結納や挙式の日取りを決めねばなりません」
「「えええっ!?」」
何だか凄く嬉しそうに話す爺やさん、こうなるようにお膳立てしてくれたんだね、ありがとう。
しばらくして、プロミストアイランドに帰ったあたし達。 咲耶ちゃんに凄い目で睨まれたけど負けないよ。 可憐ちゃんと鞠絵ちゃんは部屋で泣いてるけど、仕方ないよね。 あ、白雪ちゃん、食べ物に針とか虫を入れるのはもうやめてね、あたしとメカ凛鈴のセンサーがあったら無駄だから。 衛ちゃん「次はボクの番」って、ダメだよっ!
それからアニキのデジカメは、また1から撮り直しになったの。 でも消したんじゃないよ。 高画質モードで何枚も撮られちゃったから、メモリが一杯になってパソコンにデータを移したんだ。
「ああっ! 壁紙にしちゃダメだって言ったでしょ! それにこんなに写真用紙買い込んで何するつもりだったのっ! イヤーーーッ! もうA3(等身大)で印刷してある〜〜〜〜〜っ!!」
え? 千影ちゃん… 何で笑ってるの? 「人間界での契約など何の意味も無い」ってどう言う事? 背中に黒いのが付いてるけど、それ飾りかマントだよね? 空なんか飛べないよね? ね…………
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