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はたらく魔王様、天使の飼い方(鈴乃やエミリアともスルものの芦屋と漆原にもオッスオッスされる話)
最終回
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で敵である地球人類も終了である。
 それとも会計の知識を叩き込まれて簿記二級まで取らされていて、市場で買い取ったダークエルフと一緒に金持ちのボンボンが経営する銀行を立て直していたり、「ルシフェルお姉さま」に呼び出されて「タイが曲がっていてよ」に始まりユリンユリンな調教を受けて「魔王様がみてる」な世界観でヤられていると、再会したお姉様とユリンユリンになって世界も救われるが、鈴乃が聞いている情報では、「エメラダが開放された当日、投降した魔族の捕虜が全員、地面の上のキャンプ地で溺死した」と聞いているので、人類の週末?時計の残りは少ないと思えた。

 ある日、エンテイスラと地球をつなぐ、唯一のホットラインが鳴った。
「もしもし〜〜、エミ〜〜?」
「ああ、エメラダ? どうしたの?」
 既に最初の一発で当たりを出し、お腹が大きくなり始めたエミリアが、旧友からの電話を取った。
 話し相手が地球侵略の総指揮官だとは知らないし、鈴乃がこの番号に電話するような愚かな行為は許されていない。
「今度ね〜〜、そっちの巨乳兵ちゃんに対抗する〜、すっご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いゴーレムだ出来たから送るね〜〜」
「そうなの? どこに来るのかしら?」
「う〜〜ん? 教えな〜〜い、でも気をつけてね〜〜」
「もう、それじゃあ何で電話したのか分からないじゃない」
 笑いながら人類の破滅を話し合う悪魔が二人。電話を切ったエメラダはゴーレムに搭乗した。

 その日、38度線のゲート守備隊を壊滅させた「勇者型大型決戦兵器、エミリア28號」が「バンガオーー!」などと雄叫びを上げて進発した。
「パンチだ〜〜、ロボ〜〜」
「ま!」
 今回はこの戦いの「元凶」を倒すため、操縦者も同行したらしい。
 動力源は、ゴーレムに生きたまま塗り込められた術者、魔族、魔神、魔法生物で、それらが死滅するまで稼働する、人道とかは完璧に無視した兵器である。
 巨乳兵を倒して、決戦兵器の肩辺りに乗ったエメラダは、背中のロケットなんかも噴射して、釜山、対馬、本土、と渡って東京方面を目指した。
 もちろん富士山麓の研究所には「操縦者の生命の危機を察知して、50倍のパワーを発揮する、原子力で動作する同型のロボ」だとか「機械の獣のようなロボに対抗できる、神にも悪魔にもなれる超合金ロボ」「ラ・ムーの技術で作られた神のロボ」「五体合体したり、タンクローリーから変形して、お前の空手を見せてやれ、なロボ」なんかが用意されているので心配ない。

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