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はたらく魔王様、天使の飼い方(鈴乃やエミリアともスルものの芦屋と漆原にもオッスオッスされる話)
最終回
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解させられた一同。
ここに運び込んだのも天界の連中なのも見逃していないので、「エンテイスラの人事に干渉、命令できる絶対的権力が異端審問官に移譲された」のも理解した。
顔色が悪い出席者だったが、鈴乃がこう呟くと表情が変わった。
「現在の出席者には、自らを告発する証拠を抜き出し、隠匿廃棄するのを許可する」
出席者は証拠書類に飛び付いて、エンテイスラのアルファベット順に並んだ名前の中から、自分達を告発する書類を引き裂いて抜き取り、その内容が事実であるのを確認してから懐に隠し、気味の悪い営業スマイルに切り替えてから鈴乃を見た。
「有能な部下を持って幸せだ、協力に感謝する」
「いや全くだ、王国にこのような腐敗が浸透していたとは、帰れば早速粛清だな」
自分の罪を隠匿した上で、上司やトップを揺すりたかれる証拠を手に入れて、悪魔教徒の笑顔で笑う教会関係者。
王国関係者も自分の罪を隠し、嫌っている人物を失脚させられる証拠を入手して悪魔教徒の笑顔で笑った。
「宜しい、諸先輩方や大神官の皆様に対し、このクレスティア・ベルの異端排除のデスサイズを振るわずに済むのは僥倖だ。お互い今後とも是非、今生の間は今の地位を失わずに神々に奉公できるよう願いたい」
これによって、神が本当に求めている「収穫物」を提出した鈴乃は、法王クラスしか知り得ない事実を知る人物としても重用され、名前だけだが大神官に出世し、福者、聖者として表彰された。
行っていることは人類への背信で、敵対行為でしか無いが、神々にとっては歴代法王全員よりも遥かに優秀な奉仕者で、人類側に立って神罰や犠牲者の減少を願った法王では無く、積極的に収穫できる「果実」「収穫物」を増やす人材で、今すぐにでも法王に指名して不老不死にして「永世法王」にしたいぐらいだったが、順序や序列を守り、日本で暮らすと言った鈴乃には、逆らう者がいなくなった。
と言うか、そんな連中は神と天使と暗黒騎士に消された。
「ご心配召さるな、死亡者は前科者や犯罪者「生きていても仕方がない棄民」が各国から提出されて戦場で戦わされるだけだ。だがそこに描き出される地獄だけは本物だ、手足を切り落とされて泣き叫び、自分の内臓が散らばった物を拾い集める煉獄。今までは騎士だ侍だと栄誉を受け続けて、生まれの高貴さや健康を誇り、劣った者、弱い者を貶んでいた勇士が、たった一発の銃弾で貫かれ、綺羅びやかで高価な鎧も何の役にも立たず、無様に地を這って、惨めに一般兵に命乞いをする、そんな地獄が産み出されるのだ」
魔王軍一同ですら「軍師様」の悪魔的思考や計画には恐怖し、おしっこチビリながら座りションして恐怖した。
「「うふふふふっ」」
闇落ちして快楽落ちまでした暗黒騎士様と巨乳兵は、全く気にせず悪魔教徒の笑顔で笑っていた。
「そのゲート設置場所はど
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