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はたらく魔王様、天使の飼い方(鈴乃やエミリアともスルものの芦屋と漆原にもオッスオッスされる話)
最終回
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は異端審問官の提案を採用し、今後最重要案件として計画を推進する。その間、勇者エミリアの背信行為、魔王一派への罪を問わず、計画遂行の協力者として、その身の安全を保証する」
「「「「「「「「「ええええええっ?」」」」」」」」」
 別の天上人、軍人の高官が地上人の決定を却下した。天界に提出した計画には「人類と魔族の小規模過ぎる戦争に加え、地球人類の相互確証破壊に至らない限定戦争、新たな苦痛と絶望の増産、収穫収奪計画。ゲート作成による相互世界間の戦争、ゲートを獲得するための人類同志の戦争」が明記されていて、天上人はもっと突き詰めた計画の詳細を知りたがった。
 もちろん人類側の下級官吏に知らせてはならない情報なので、人類側の書類には、そのような計画は一行たりとも記入されていない。
 天上人にとっては余りにも魅力的な計画を見過ごせず、人類が知ってはならない情報を知っている異端審問官にも不敬の罪や異端の罪を問わず、魔王、離反した勇者にも罪を問わず身の安全まで保証された。
 それによって鈴乃の計画は大半成就し、真奥とエミリアが抱えていた問題は解決したが、遠い海の向こうでは地獄の蓋が開いて、この世に地獄が現出し、この世界こそが地獄になる。
「まあ、三方一両損といった所だな。死人を出しすぎた魔族、人間社会は毀損した損失を埋められない。解決方法もないので、負の遺産を現在の地球人類にも負担してもらおうという計画だ」
 嫌な雰囲気になって、受け入れ難い提案が天上人によって採用されてしまったのに恐怖し、血圧が上がって顔が赤くなる担当者達。
「もし納得できないと言うなら上層部の首を挿げ替えるまでだ。もう魔王軍と悪魔大将軍達を止められる勇者は存在せぬ。新たに魔王軍に加入した「暗黒騎士エミリア」を倒せる者など存在しないのも貴兄らが一番良く知る所であろう。聖剣ベターハーフは天界の要望通り返納したが、新たに譲り受けた魔剣と魔装は、ベターハーフや聖鎧に勝るとも劣らない逸品だ。このクレスティア・ベルも微力ながら加担するが、力よりも「軍師」として力を発揮できると自負している」
 人間社会から来た王国関係者と教会関係者は顔色を失い、赤や紫から土気色に進化した。
「ここに教会関係者が行ってきた、小児性愛などの背神行為と、若年同性信者への性的暴行の証拠、証言、神への背教行為の数々を記した証拠がある。他にも王国関係者の収賄、横領、奴隷売買、神への不敬、異端の証拠も揃えた。全ての名誉を失って、異端の背信者として汚泥の中に葬られ、唾棄すべき人物として永遠に背教者として烙印を押されて忌避されるのと、神々との協力者として栄耀栄華を受けるのと、どちらが得なのか考えるまでも無いだろう」
 それらは一人で集められる資料ではなく、天界側が把握していた罪を、一人の異端審問官の要請で全て持ち込まれたのだと理
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