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はたらく魔王様、天使の飼い方(鈴乃やエミリアともスルものの芦屋と漆原にもオッスオッスされる話)
07漆原、長年の思いの丈を魔王に告げる
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。作物は枯れ果てて、木々も腐る、草原の緑は茶色に変色して来年から生えてこない。
この部屋からも隣からも、ゴキブリや蜘蛛すら逃げ出して引っ越し、近所の野良猫も昏倒し、先程の漆原が髪の毛から放った芳香を快く感じていた近所の者も窓を固く閉めた。
生物兵器でもある巨乳兵はABC兵器のバイオ、ケミカルの類に分類された。
その頃、勇者エミリアのスキニージーンズを苦労して脱がせ、処女なのを確認した鈴乃は、さらに被害拡大を目指し、エミリアの携帯を掴んで電話をした。
「夜分遅くに失礼する。この電話の持ち主、遊佐恵美殿が服毒自殺を図られてな、急で申し訳ないが代理で電話させて頂いた」
「ええええっ? ちょっhjhjふぃおうぇひぱゐ@qwgふぃうpfr」
先程の千穂のように謎の呪文を唱え始めた気の毒な女、鈴木。
もう関係者なので逃がすわけにも行かず、芦屋の子供を産ませてしまうか、魔王でも堕天使でも好きな相手を選ばせて交尾させるつもりでいた。
「いや心配はご無用、飲み込む前に昏倒させたので命に別状はない。しかし、ご自身の出生の秘密を知ってしまったので、生きる力を無くしているのも事実だ。母親が天使というのを自慢し、優しい父親も好いていたようだが、その関係とは実は猟師が捕まえた気の毒な天使で、愛など欠片もない憎しみの対象に監禁され乱暴されて薬で心まで踏み躙られ、無理に子供まで産まされた非人道的な「羽毛や体液を収穫するための家畜」であったと知り、天使を狂わせる毒を一瓶丸ごと飲もうとした。こちらでも心を救おうと色々考えている所だが、正直一人にしてしまうと何を仕出かすかわからない。遅くに急で申し訳ないのだが、恵美殿の数少ない知人である貴方からも力付けてやって欲しいので電話させていただいた。どうだろうか? ちょっと遠いが現場まで来て頂けないだろうか?」
「すっ、すぐ行きますっ、場所はっ?」
電話相手には顔が見えないので、鈴乃は全力の悪魔の笑顔で微笑んだ。
「そうであるか、申し訳ない、場所は……」
鈴木はバイでホストでジゴロ野郎な芦屋に籠絡され、稼ぎの全てを貢がされる気の毒な生活を始める事になった。
阪神大震災経験者では有り得ない、軽い震度で倒壊する危険の有るボロアパート、屋根の上に土砂が数トン乗っている物件に住んで、それでも芦屋のために尽くす羽目になった。
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