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はたらく魔王様、天使の飼い方(鈴乃やエミリアともスルものの芦屋と漆原にもオッスオッスされる話)
07漆原、長年の思いの丈を魔王に告げる
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しようとした。
「うっ、これは目に来る、玉ねぎを切る時の眼鏡が必要だ」
 男にとっては麝香より良い香りがする物体でも、女同士ではクッサイ異臭でしか無かった。
 芦屋もオス汁の匂いや汗が芳しいと思える回路が付いているので、現役女子高生の臭気は汚物か毒物の臭気としか感じなかった。
 廃棄されたパンツも、千穂本人か鈴乃がコスプレしてブルセラショップに持ち込めば、少なくとも数千円。末端価格に換算すれば、持ち主の写真付き(目線入り)で、臭ければ臭いほど高く、数万円の値で取引される逸品で、グラム単価なら阿片やイエローケーキより高い物品の一つである。
 これは履き替えて初日のパンツであるが、数日から一週間履き続けたパンツや靴下は、さらに高値が付く。生理用パンツ、使用済みナプキン、タンポンとなれば尚更。
 先日、男子高校生が三年間使用し続けた「相撲部のふんどし」がオークションで高値が付いたのが話題になったが、基本相撲のふんどしは洗濯をしない。
 購買層が少ない属性の「男子高校生」「相撲部のアンコ型男子って言うかデブ」「三年洗濯していない逸品」それでも数十万の高値が付くのだから、購買層が多い女子高生物なら、制服とのセットで売るか、数日ごとに履き古したクッサイパンツを持ち込むだけで、魔王城の月間総生産を上回る金額になる。

 一旦退却し、便所掃除用の厚手の使い捨てゴム手袋と、目を守るゴーグルを装着してきた鈴乃は、携帯のカメラを構える芦屋の前で千穂をパックリと開いた。
「ううっ、く、臭いっ」
「うおっぷ」
 生理でも終わった直後なのか、両名も離れた場所で交接中の漆原も異臭に悶絶した。
 もう「ヤダ、この子のオマ*コ腐ってる」ぐらいの臭気、換気扇がガンガンに回っている部屋で尚、スカンジナビア半島特産のシュールストレミングみたいな猛烈な臭気を発する千穂の臭マンに圧倒されながらも膜の存在を確認して撮影した一同。
「ちーちゃんの匂いがする」
 このメンバーでただ一人、真奥だけが「臭い」では無く「匂い」と言った。それも天使のフェロモンや匂い、味、肌触りを感じて射精しながらも命も落とさず、天上の快楽を味わった直後に失神したにも関わらず、意識を取り戻して現実世界に復帰した。
「うん、ちーちゃんのいい匂いだ」
「「ええ〜〜〜っ?」」
 驚く二人を尻目に、あろうことか上級天使様の体を離れ、抜かずの10連発ほどさせて快楽堕ちさせる予定だった漆原からティンティンを抜いて、くさやの干物みたいなクッサイクッサイ女子高生のマン臭キツ子さんに近寄り芳香を嗅ぐ。
 さすがにアンモニア臭と、酢酸の瓶でも開けたような刺激臭に、一瞬「オエッ」となったが、躊躇わずに異臭の中心にキスをした。
「ちゅーーーーーーっ」
 ちーちゃんのファーストキスは、愛しの真奥キュンと果たせたのだが
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