97部分:第十一話 異空間その六
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第十一話 異空間その六
「これで償ってもらいます。受けなさい!」
「むっ!?」
「このフルーレティのユノ最大の技」
叫びながら攻撃に入る。
「デスドラゴンクラッシュ!!」
技の名を叫びつつその両手から何条もの鋭い真空波を放った。それは一度ではなく何度も放つ。真空波は何度もデスマスクの身体を撃った。
「くっ、鎌ィ足かよ!」
「ただの鎌ィ足ではありません」
ユノは攻撃を放ちつつデスマスクに告げる。
「我が小宇宙も込めた鎌ィ足。威力はまるで違います」
「ちっ、確かにな」
「そして私も」
今度はリィナも攻撃に入るのだった。彼女は両手を己の胸の前で大きくクロスさせている。
「我が魔神シトリの力をここで」
「へえ、二人一度にかよ」
「そうです。これで貴方を」
今度は飛び上がる。そしてそこから交差させた両手を思い切り前に振りそのうえで無数の羽根の手裏剣をデスマスクに放つのであった。
「エビルエンジェルダスト!」
「今度は天使の羽根かよ!」
「さあこの羽根を受け死ぬのですキャンサー!」
技を放ったうえでデスマスクに対して告げる。
「これで・・・・・・終わりです!」
「ちいいっ!!」
デスマスクは無数の真空波と羽根の中に消えようとしていた。しかしここでデスマスクの声が聞こえてきたのであった。
「丁度いい感じだぜ」
「!?まだ生きているというのですか」
「我等の攻撃を受けてもまだ」
「生憎だがマントも破れちゃいねえぜ」
あの余裕に満ちた言葉であった。それと共にまたあの青い燐が出て来ていた。
「確かに凄い攻撃だがそれだけで俺は倒せはしねえんだよ」
「生きているだけでも驚きだというのに」
「まだ。その様な減らず口を」
「減らず口でもねえんだよ」
その燐がデスマスクのいる場所に集まっていく。それで鎌ィ足も羽根も燃やしていく。
「!?またあの技を」
「まさか」
「安心しな」
無数の青い炎を回りに浮かび上がらせつつ悠然と笑ってみせる。笑みと共に黄金色の小宇宙がさらに沸き起こってきていた。
「もうあれは出さねえからよ」
こう述べるのであった。
「積尸気鬼蒼焔はな」
「青い炎を出さないと」
「そうさ。俺はこう見えても飽きっぽくてな」
悠然と笑いつつ述べた言葉であった。
「同じ技は続けて出さねえのさ」
「では一体」
「まさか積尸気冥界波を」
「それもねえぜ」
積尸気冥界波もまた使わないというのであった。
「俺の技は結構色々あってな。そう」
「むっ!?」
ここでデスマスクは拳を思い切り出してきた。右の拳を前に撃ったのだ。
「喰らいな、このデスマスクの技の一つ!」
「これは・・・・・・」
「何を」
「積尸気魂葬破!!」
技の名前を叫ぶと同時に。辺り
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