ガンダムW
1582話
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「アクセル、あたし達もそろそろ出撃の準備をした方がいいんじゃないか?」
MS輸送機の窓から外を見ていると、綾子の言葉で我に返る。
「今MS輸送機から出ると、かなり混雑してるから空を飛ばないと他の連中の邪魔になるぞ?」
「五飛を置いていく訳にはいかない、か」
「ふん」
綾子の言葉に、五飛は不機嫌そうに鼻を鳴らす。
ガンダムのパイロットとして、今まで連合軍にも少なからず被害を与えてきたのだ。
ここに集まっているMSパイロットの中にも、当然のように知り合いがガンダムの襲撃で怪我をしたり……殺されたりといった者もいるだろう。
それを思えば、五飛だけを置いて行くというのは色々と不味いのは事実だ。
戦場を前にして興奮しているMSパイロットと、1機だけのシェンロンガンダム。
下手をすれば、OZによって全滅するよりも前に五飛によって連合軍が壊滅的な被害を受けかねない。
「どのみち俺達は遊撃部隊として動くんだから、連合軍と一緒に行動をする予定はない。連合軍の方で準備が終わるのを待ってから出撃しても構わないだろ」
その意見には綾子、五飛、サリィの3人も特に異論はないのか、黙り込む。
そうして暫く話をし……やがて周囲に停まっているMS輸送機からリーオーや戦車といった機体が全て降りたのを確認すると、俺達もまたルクセンブルク基地の奪還作戦へと参加するべく、格納庫へと向かうのだった。
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