暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1582話
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誰かが言っていたように、機体の性能差が絶対的な戦力差じゃないって奴だ。
 リーオーやエアリーズに乗っていれば……下手をすると、連合軍に対する被害は非常に大きくなるだろう。
 エース機としてカラーが変わっていたりすればまだしも、本当に一般的なリーオーに乗っていた場合、連合軍はその辺の雑魚と考えて適当に攻撃を仕掛け……反撃を食らって全滅という事すら有り得るのだから。

「一応忠告しておくが、そんなにOZに投降した兵士がいるという事は、OZ側に名のあるパイロットがいる可能性がある。そのパイロットが戦場に出てくると……俺達がいない場合、連合軍の被害は大きくなるぞ」
「……はい」

 サリィも当然その辺は理解しているのか、表情が微かに曇る。
 シャドウミラーが当たれば……いや、どうだろうな。
 今のシャドウミラーの中でMS戦の強さで限定した場合、俺、五飛、綾子の順番だ。
 綾子もその身体能力とゲームで鍛えた能力によってかなり操縦技術を上げてきてはいるのだが、それでもまだ五飛には及ばない。
 そしてゼクスはガンダムのパイロットと同等のパイロットであり、そう考えるとゼクスとまともにやり合えるのは俺と五飛だけとなる。
 ノインが相手であれば、綾子も優位に戦えるだろうが。
 ルクセンブルク基地を巡る攻防はかなり広い戦場となる。
 ゼクスが一般のリーオーやエアリーズを使っている場合、とてもではないが見つけ出すのは難しい。
 それこそ、T-LINKシステムの搭載されているニーズヘッグを使えば、ゼクスを見つけ出す事は出来るかもしれないが……いや、今はそんな事を考えている場合じゃないな。
 現在使える戦力でどうにかする事を考えるべきだ。

「もしそういう戦場があったら、こっちに通信を送れ。すぐに向かう」
「ありがとうございます」

 サリィにとって、この言葉が恐らく一番欲しかったものだろう。
 実際問題、連合軍のほうでどうしようもない以上、俺達に頼るしかないのだから。
 そうこうしている内に、やがてルクセンブルク基地が近づいてきたという連絡がある。
 まだMSが戦闘を行うには相応しくない距離だが、向こう側からもそのうち出撃してくるだろう。
 それを見越してか、飛んでいたMS輸送機は地上へと着陸していく。
 周辺に広がっているのはヨーロッパらしく草原だ。
 日本と違って山がそんなに多くないから、こういう時は便利だよな。
 他のMS輸送機が着陸しているのだから、当然のようにシャドウミラーの乗っているMS輸送機も地面へと着陸する。
 そうして着陸すれば、早速連合軍のMS輸送機からはリーオーやトラゴス、戦車……ヘリまであるのか。
 OZの主力MSはエアリーズだけに、ヘリはかなり不利だと思うんだが。
 その辺はどうなんだろうな。

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