暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1582話
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たいに最初は連合軍に戦わせて、俺達はそれを様子見……なんて事は言わないよな?」

 もしそうなれば、下手をすれば……いや、下手をしなくても高い確率で連合軍が負ける可能性が高い。
 そう言いたげな俺の態度を理解したのか、サリィは当然のように頷く。

「はい、その辺りはきちんと指示を受けています。連合軍は連合軍でルクセンブルク基地を攻めるので、シャドウミラーは遊撃部隊として行動して欲しいと」
「へぇ。……誰の指示だ?」
「ベンティ将軍です」

 地球における連合軍の司令官をやっているだけあって、傭兵の使い方を……いや、その辺に幾らでもいる傭兵じゃなく、凄腕と評してもいい傭兵の使い方をよく分かっているな。
 傭兵というのは、所詮金で雇われている戦力だ。
 ろくに腕も立たない傭兵の場合、それこそ今の連合軍のパイロットよりも操縦技術が低い者もいる。
 そんな奴等の場合、それこそ弾避けとして使う以外の使い道はない。
 だが……俺達のような、それこそ数機で戦局を左右するような戦力を持つ傭兵というのも、同様に使いづらい。
 少数精鋭のOZをも上回る、究極の意味での少数精鋭。
 3機のMSでその辺にあるような基地であれば容易に攻略出来るだけの戦力を持つような存在だが……それこそ、数が少ないだけに主戦力として使うには不向きだ。
 これまでのように少数での戦いであれば、それもまたいいんだろうが……今回の戦いでは、かなりの数が投入されている。
 それこそ、リーオーだけではなく戦車の類も用意されているのだ。
 ……まぁ、朝早くに出発すると告げておいたから、上も少しでも戦力になるようなものであれば、手当たり次第に用意したのだろう。
 ともあれ、そんな有象無象……いや、これだとちょっと言い方が悪いか。
 玉石混交とでも言うべき部隊に俺達シャドウミラーが混ざってしまえば、その時点で色々と足を引っ張られるのは間違いない。
 ましてや、連合軍の方でも正規軍の自分達が傭兵に……それも3機程度の少数の傭兵に負けてたまるかと考え、無駄に被害が出ることが予想される。
 それなら、最初から別々に行動させた方がいいという判断は決して間違っていない……どころか、現状では最善の選択だろう。

「そうか、なら問題ない。後の問題は、ルクセンブルク基地の方でどれだけの戦力がいるかだな」
「……恥ずかしい話ですが、連合軍のかなりの部隊がOZに投降したと思われます」

 その辺りの事を考えると、やっぱりゼクスが動いたか?
 だとすれば、ルクセンブルク基地にはもしかしたらゼクスがいる可能性もある。
 トールギスは俺が乗っている以上、今のゼクスがどんな機体に乗っているのかは分からないが、それでもMS戦ではパイロットの操縦技術というのは重要な要素となる。
 どこぞの
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