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転生とらぶる
ガンダムW
1581話
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 ニューエドワーズ基地に連絡を取って、明日の出撃の段取りをするつもりなのだろう。

「さて、じゃあ俺達は明日の朝まで暇だし……ゆっくりと休むとするか」
「ゆっくり休むと言っても、ニューエドワーズ基地に戻ってからだと、そんなに時間はないと思うけどね」

 現在の時刻は、昼を少し過ぎたところ。
 このままニューエドワーズ基地に帰還すれば、既に夜となっているのは確実だろう。
 そして明日には出撃となる訳だから、綾子の言葉も理解出来た。

「このMS輸送機、正式に俺達が貰う事が出来れば、もっと居住性を改造するんだけどな」

 現在のところは、MS輸送機を連合軍から借りている状況だ。
 である以上、当然ながら勝手に改造する事が出来る筈もない。
 その辺りを考えて……そうだな、ルクセンブルク基地奪還の報酬にMS輸送機を入れて貰えるように凛に頼んでおくか。

「凛か?」

 俺の考えている様子を見て、綾子は何を企んでいるのか理解したのだろう。少し呆れた表情を俺へと向けていた。
 以心伝心……いや、会話の流れから考えれば、それ程不思議でもないか。

「ああ。今回の報酬でMS輸送機を貰おうと思ってな。正式に俺達の物になれば、どんな風に改修しても構わないだろうし」

 もっとも、シャドウミラーの技術班がいる訳じゃないんだから、そこまで大きな改造……俗に言う魔改造といった類の改造は出来ない。
 もしホワイトスターと連絡がつくようなら、それこそASRSやミラージュコロイドを装備させて、動力炉もブラックホールエンジンに変えブレイズ・ルミナスを装備させ、襲撃された時の反撃用にビーム砲を装備させ……何だかそこまでやると、MS輸送機じゃなくて立派な戦艦だよな。
 でも、技術班ならそんな改造をするのは間違いないだろう。
 いや、それだけならまだいい方で、俺が全く思いも寄らない改修をする可能性も十分にある。
 その点、今の俺達の状況であれば、常識的な改修しか出来ないんだよな。
 この客室でもっと寛げるように高級なソファとかを使うとか。
 ……実は、高級なソファは空間倉庫の中にあったりする。
 何故かと言えば、当然のようにデルマイユの屋敷を荒らしている時に奪ってきたからだ。
 趣味はいいデルマイユらしく、かなりの高級品だと思われるそのソファは、座り心地という点では文句なく最高クラスだろう。
 他にも様々な応接セットやら家具やらは奪ってあるので、MS輸送機を貰ったら入手先を誤魔化して使わせて貰おう。
 他に改修する場所は……格納庫か。
 MSを運用する以上、もっと本格的に機体の整備とかが出来るようにしたい。
 それとMS輸送機その物のコックピットも少し弄りたいな。
 ただ、最大の問題は現在のシャドウミラーの人の少なさか。

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