暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1581話
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や、そこまでいかなくても陥落させるのは難しくはないだろう。
 特に原作のようにゼクスがいれば、その辺りは早くなる可能性が非常に高い。
 そう判断すると、五飛に同意するように頷きを返す。

「そうだな、それだと少し遅いかもしれないな。今日……とは言わないが、出来れば明日、それも朝が早い内に出発したい。向こうの迎撃準備が整うよりも前に攻撃するのが最善だ」

 そう言えば、ゼクスとは今回が初戦闘になるのかもしれないのか。
 トールギスを俺が奪った以上、どんな機体に乗っているのかが気になる。
 下手に他のOZの兵士と同じ機体に乗っていれば、間違って撃墜してしまう可能性も高い。
 あくまでも戦士として生きるゼクスは、シャドウミラーにとっては是非とも欲しい人材なのは間違いない。
 ゼクスを取れば、ノインもおまけでついてくるしな。
 ……能力を考えれば、サポート型とでも言うべきノインはシャドウミラーに足りない人材の1人だ。
 政治班として活動出来るゼクスも、稀少なのは間違いないが。
 本音を言えば、政治という意味ではトレーズが欲しいところなのだが……ゼクスにノインがくっついてくるように、トレーズにはレディ・アンがくっついてくるんだよな。
 まぁ、五飛のように今のシャドウミラーならともかく、本当の意味でのシャドウミラーに所属するかと言われれば……かなり厳しいところがあるが。
 このW世界にある無人機嫌いの風潮をどうにかするのは、簡単な事ではないのだから。

「明日……ですか? それは、かなり難しいと思いますが」
「別に本来出せるだけの戦力を明日までに用意しろとは言わない。集められる戦力だけでいい」
「……」

 俺の言葉に、サリィが難しそうな顔で黙り込む。
 恐らく、用意出来る戦力がどれくらいのものになるのかを頭の中で計算しているのだろう。
 そうして、やがて黙り込んでいたサリィが口を開く。

「どんなに頑張っても、予定の4割……といった程度になると思いますが、それでも大丈夫ですか?」
「4割か」

 まぁ、その辺は仕方がないのだろう。
 本来なら明日一杯……下手をしたら明後日の早い内に集まるだろう戦力を、明日の午前中に出発しようというのだから、そのくらいの数になるのはおかしな話ではない。

「どうだ?」
「そう言われてもね。あたしはルクセンブルク基地がどんな基地なのか分からないし」

 綾子がそう言葉を返し、話を聞いていた五飛が口を開く。

「連合軍の中ではかなり大きな基地だ」

 OZとの戦いの中で、ルクセンブルク基地についても前もって調べてあったのだろう。
 それに対し、綾子はシャドウミラーとして連合軍に関わってから、まだそれ程経っていない。
 ルクセンブルク基地の名前くらいは聞いた事があ
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