92部分:第十一話 異空間その一
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る。いいな」
「集中攻撃だったらさっきと同じじゃねえか」
「いや、違う」
今のシロウの言葉はすぐに否定した。
「それは違う。先程のそれは囲んでの攻撃だったな」
「ああ」
「だが今度は。敵の一点に集中させたうえで倒す」
「なら。正面からだな」
「私がまず仕掛ける」
真剣そのものの顔でサガを見据えつつ言う。
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