ガンダムW
1580話
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Dでも開発されれば、話は別だろう。
原作では、ガンダムのパイロットですら当初はMDを相手に苦戦していたのだ。
連合軍のパイロットでは、MDを相手にした場合まず勝ち目がないだろう。
特に最初に実戦配備されるMDはトーラスであるというのも大きい。
防御重視のビルゴであれば、現在連合軍で開発中のレーザー兵器が採用されれば倒すのは難しくない。……まぁ、プログラムを変えられれば話は別だが。
ともあれ、トーラスは基本的に敵の攻撃を回避するという意味では、レーザー兵器を実用化してビルゴに対処するよりも難しい。
武器ではなく、純粋にパイロットの操縦技術が必要となるからだ。
それこそ、俺が鍛えたエアリーズ隊であってもMD化されたトーラスには手も足も出ないだろう。
「そうだな。ガンダムのパイロットだし、俺もそう信じてるよ。……じゃあ、行くぞ」
その言葉と共に、トールギスはスーパーバーニアを噴射して空中へと浮かび上がる。
綾子のトーラスもMAに変形して空中へと浮かんだ。
そして最後に、シェンロンガンダムがスラスターを噴射させながら跳躍しつつ前に進み始める。
だが、すぐにその動きは俺と綾子に抜かれてしまう。
そしてデルマイユの屋敷目掛けて進んでいると……警護のMSがこちらの接近に気が付いたのだろう。
やがてエアリーズが10機、こちらに向かってやってくる。
たった10機か。いや、普通の相手を考えれば、これでも十分強力な戦力なんだろうが……
「相手が悪かったな」
こちらを敵と認識しているのか、エアリーズ隊は警告もなしでチェーンライフルを撃ってくる。
まぁ、トールギスにトーラス……背後に大分離れてガンダムという機体構成なんだから、向こうだって俺達がシャドウミラーだというのは分かっているのだろう。
そして向こう側から攻撃してきてくれたのなら、こちらとしても向こうを牽制したりといった真似をする必要はない。
そのままドーバーガンのトリガーを引き、3機のエアリーズを消滅させる。
俺の後ろでは、綾子のトーラスもトーラスカノンを発射して1機のエアリーズを撃破していた。
これで残り6機になり……速度を全く落とさないままにエアリーズへと向かっていく。
それでもエアリーズは全く怯む事なくチェーンライフルをこちらへと向かって撃つ。
へぇ、てっきり味方が撃破されたのを見て逃げ出すと思ったんだがな。
だが、こうして見る限りでは誰も逃げ出すような気配は見せない。
これは、逃げても追いつかれると理解しているからか……それとも、単純に自分達がエリートのOZであるという自尊心からか、あるいはそれ以外の理由か。
その理由はともかく、俺としてはそれでも逃げないエアリーズ隊を褒めてやりたい。
だからとい
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