進路指導のウィザード
対魔法使い戦×黒幕の正体と対邪龍戦
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『二天龍の力を合わさった力か、行くぜぇっ!黒鐵ぇぇぇっ!』
鞘に納めた剣を一気に抜くような抜刀術により、多少ダメージを受けた我だが勝敗はすぐに決した。グレンデルの腕や脚、身体中から切断による事で相当ダメージがヤバかったとしても、コイツにとって受けても楽しんでいるに違いない。戦いが終了したと思った我なのか、三つの空間から一つの空間へ戻ってきた。
『痛ぇな!最高に痛ぇぇぇよっ!でも良い攻撃じゃねぇかッ!グハハハハハハッ!面白れぇ面白れぇッ!この痛みってのが生きている実感を与えている!こっから、始まりだなっ!いいぜぇ!殺し合いだ、殺し合いぃっ!お前達と俺!どっちの体が木端微塵に吹き飛んで死ぬのか勝負といこうじゃねえか!黒鐵ぇぇぇ!!!』
『全く頭のネジが緩みっぱなしだな、だが俺達でさえ楽しいと思っているぞ』
『久々に我達でも本気を出す相手は見た事がない』
そう言いながら三体の邪龍達による攻撃を防いで、黒の拳撃でグレンデルを殴り飛ばした。アジ・ダハーカとアポプスもだが、それぞれの攻撃によって血を吐きながら血塗れになっても喜ぶ姿を見た悪魔達には参加出来ないと思ったに違いない。
「そこまでですよ。グレンデル、アジ・ダハーカ、アポプス。実験は成功しましたし、各チームによる調査に関してもですが充分過ぎる程です」
『止めんなよ止めんなよッ!こっからだ、こっからがぶっ殺しって奴だ!まずはお互い最高なハイテンションになってぶっ放すのが本番よッ!潰し合いもだが、あの時の無念を晴らすんだ!今度こそ思う存分喰らって壊してぶっ殺したいんだよッ!』
ローブの男が邪龍達に制止をかける。アジ・ダハーカとアポプスは攻撃を止めていたが、グレンデルはまだやる気だった。他の二匹も何か言いたそうだけど、グレンデルのような感じではない性格だからなのかもな。戦闘狂のコイツは凶暴過ぎるし、これ程戦意に塗れたドラゴンは初かも。
「・・・・また骸と化したいのですか?貴方達は調整段階なので、これ以上無理をすればどうなるか。例え頭のネジが緩んでいようが分かりますよね?」
『「骸」ね、やはりコイツらは聖杯によって復活したようだな』
『・・・・チッ、ったく敵わねぇな。それを盾にされたら止めるしかねえな』
それを聞いた途端に邪龍達のテンションが低くなり、戦意を無くした事で戦いは終結したかと思ったので我は影の中に入り元の姿へ。拳を納めた事で、ドライグ達も各相棒へ戻り龍化からヒト化へとなったティアとファーブニル。黒幕の男は耳元にある通信用魔法陣が出現し、耳を傾けると頷くようにしてこちらへ告ぐ。
「・・・・まだ戦いたいのなら今度はあちらでなら、良い報告として国連軍治安維持部隊と苦戦中との事。今度はそちらに行こうではありませんか」
『おほっ!今
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