第十四話 プラモシュミレーションシステム
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が・・・俺には翼のようなSD魂の爆発力も・・・香澄のような野性も無い・・・自分自身で積み重ねたことをやるしかない・・・だから俺自身が飛べるようになるしかないんだ!」
龍の翼を広げ空へ舞いあがり雲の上に出る新之助。それを見ていた武瑠は・・・
(凄まじい意志の力を感じる・・・どうやら私は彼を見誤っていた・・・この意志の強さが新之助の強さか?)
急上昇する新之助はそのまま旋回しようとするが上手くいかない・・・しかも
「凄い風だ!!逆らえない!!くううう!!!」
空中の気流に飲まれ思うように飛べない新之助は大いなる風の力を体感し・・・
そして・・・
「うわあああああああああああああああああ!!!」
風に飲まれた新之助はそのまま意識を失ってしまうのだった。
秋月邸
「う〜ん」
朝の爽やかな目覚めだった。少女マユは喉が渇いたのでジュースを飲もうと冷蔵庫を開けるのだが・・・
「ふぇ???」
凄まじい衝撃と共に飛び上がったマユは外を見てみると物置に何かが落下したような穴が・・・
恐る恐る物置の戸を開けるマユはライトを手に一歩踏み入れると中いたのは・・・
「がんだむだ!!」
目に螺旋が描かれ完全にのびている状態の新之助。あの時乱気流に飲まれた新之助はそのまま秋月邸に墜落してしまったのだ。
安全のためなのか武瑠に変身したまま落下した為マユは本物のガンダムが落ちてきたと思ったようだ。
「ねえ〜がんだむさん!おきて〜がんだむさん!!」
揺すって起こそうとするマユだが全然起きない新之助。するとマユは物置に転がっていた絵本を見た・・・王子様のキスでお姫様が目を覚ます話だ。
マユが頬を赤らめ唇を・・・
その時
「そういうのは大事な人の為にとっときなさい!!」
寸前で目を覚ました新之助・・・セーフだった。
その後新之助はなんやかんやでマユと遊ぶ事になり庭に出た・・・マユの夢を壊さないように武瑠のまま。
先程とは違い非常にリラックスしている新之助に武瑠は・・・
(・・・新之助)
「武瑠?」
(何を焦っている?)
「え?」
(飛んでいる姿を見ればわかる・・・さっきのシュミレーションで体感したせいで余計に焦った・・・ガンプラバトルだけじゃない・・・闇軍団と戦う中で自分が翼や香澄に劣っていると思うか?)
その言葉に黙る新之助。だが武瑠は・・・
(お前はあの二人のやり方は向いていないんだ・・・だがお前のやり方もあの二人に向いていない・・・チームなんてそんなものだ・・・お互いの欠点を補いながら戦える・・・ソロで強い者がチームで強いとは限らない・・・お前が言った事だ・・・自分のやり方でしか出来ない・・・一芸に特
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