第一話 プロローグ
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「・・・・・うん?」
ここはどこだ。記憶をまず思い返そう。IS学園を出て嵐のなかに巻き込まれてそれいこうそれいこう記憶がないな。兎に角安全を確認しないと。あっ、自己紹介がまだだったな。俺はELS刹那さん、通称セッツー総司令だ。国際IS学園第86艦隊旗艦ネェル級一番艦ネェル・ラーカイラムの艦長をしている。しかし、何でまた湖の上かなあ?
「セッツー!怪我はないか!?」
通信が急に掛かってきたから一瞬放心していた。兎に角でないと。
「急に通信入れんなよ。一瞬驚いたわ。」
「スマンスマン。」
「総司令、無事か!?」
「闇那か、この通りピンピンしているぞ。」
二人とも思いやりがいいねぇ。そうだ、今のうちに説明を、この二人は刹那・OF・ヴィーニングと闇那・OF・ヴィーニング、二人とも俺の兄弟的な存在だ。因みにサーシェスもいるけどそれはまた後程、兎に角安全を確認しないと。
「ここは暇でいいわね、霧さえなかったらのことだけど。」
お茶を飲んでいた博霊の巫女こと私博霊霊夢は口を溢していた。となりにいる魔理沙も今回ばかりは気がかりなのか霧が出てきてから数十分で来ていた。その途中で奇妙な話を聞いた。
「なあ、霊夢知っているか?」
「何よ。」
「溶けずの湖が溶け出したらしいぜ。しかもあろうことか霧が出てきている方向から。」
何、チルノが凍らし続けた湖が溶けるだと、何かあるな。そうとっさに思った私は誰よりも早く空を飛んでいた。
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