90部分:第十話 サガの力その七
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も言う。シロウ達ももう身構えている。
「ジェミニのサガ、今ここで」
「倒す」
「覚悟しろ」
ライネルとシロウもまた。赤く禍々しい光を放つ戦衣が輝く。その瞬きが辺りを覆ったかと思うと。一斉に宙に跳んだのであった。
「まずは俺だ!」
シロウが蹴りを繰り出してきた。
「インフィニティ=フェイス!」
蹴りは一つではなかった。無数の蹴りから同じく無数の禍々しい顔が放たれそれがサガを襲う。これがダンタリアンの顔であったのだ。
続いてライネルが。攻撃を繰り出してきた。
「シャドークローーーーーーーッ!」
彼は爪であった。その爪から黒い影の衝撃波を出しサガに放っていた。
エリシャは空中で身構えそこから身体を拡げる。すると彼女の周りに無数の目が発生していてそこから黒い光を放つのだ。
「エビルアイ!」
「最後は私だ」
そしてロジャーもまた動いた。一旦着地しそのうえでサガに一直線に向かいそのうえで横薙ぎに必殺の一撃をサガに撃つのだった。
「ミッドナイトアクス!」
彼のは渾身の一撃だった。四人の攻撃はそれぞれサガに向かって放たれていた。しかしそれを受けてもサガは身動き一つできなかったのだ。
「やったな!」
シロウは着地してサガが死んだと確信していた。
「これでジェミニも終わりだ!」
「いえ、まだ油断はできません」
しかしその彼にエリシャが言うのであった。
「相手は黄金聖闘士です」
「何だよ、エリシャ」
彼にとってはエリシャの慎重は臆病にすら見えるのだった。
「黄金聖闘士ってばかり言ってな。幾ら何でも今の攻撃で」
「ですから。安心するにはまだ早いのです」
だがそれでもエリシャの言葉は変わらないのだった。
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