提督はBarにいる×中川翔平編
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いからな。
A水割りの場合
山崎の水割りの特徴を一言で表すなら『上品なテイスト』だ。加水される事により43゜というアルコール度数は抑えられつつも、その華やかな香りは薄まる事がなく、ウィスキーでありながらある種日本酒のような雰囲気さえ漂う。ウィスキーの代表的な飲み方の中では、最も食中酒に適していると言える。寿司をはじめとした和食との相性は驚きの一言だ。ウィスキーはその強烈な香気で繊細な香りの和食とは合わないと言われているが、山崎の上品で華やかな香りは寧ろ、和食の引き立て役になる。
「お待ち、『山崎12年』の水割りと、『鰈のえんがわ 山葵和え』だ」
《えんがわワサビ》
・えんがわ(鰈でも鮃でも可):130g
・野沢菜:2本
・山葵:お好み(ツンと来るくらいが美味いぞ!)
・白だし:大さじ1/2〜お好みで
えんがわを食べやすい大きさにカットし、野沢菜を2〜3mm位の厚さに刻む。ホントなら山葵の茎があればいいんだがな、野沢菜で代用しても十分に美味い。山葵と白だしを合わせてタレを作り、えんがわと野沢菜を和えたら完成。少し置いてやった方が馴染んで美味い。
「ん〜!このツーンと来る感じがお酒に合うわ〜♪」
うんうん、いい笑顔だ。
Bストレートの場合
『山崎』に限らずウィスキーの奥深い味わいを楽しむならストレートが最適だ。水や氷が味をぼやかしてしまう事なくウィスキー本来そのままの味を堪能できる。氷を入れない分、ボトルと共にグラスを冷やしておくのもオススメだ。山崎なら18年と25年は特にもストレートで味わって貰いたい。長い熟成期間が香りと味を更に複雑にさせているので、混じりっ気なしの味を……という訳さ。
口をリセットさせるチェイサーはミネラルウォーターがオススメ。銘柄によっては牛乳などの方が合う場合もあるが、山崎のように重厚な味わいの物はシンプルな方がいい。
もうひとつ、オススメの飲み方がある。ストレートを半分程飲み干したら、残りのウィスキーと同量の水を加水する。氷は入れない。これはトワイスアップという飲み方で、ウィスキーの香りが最も引き立つ飲み方と言われている。ワイングラスやテイスティンググラスでトワイスアップを作り、グラスを回して空気を含ませて香りを立たせて楽しもう。『香り』と『個性』を引き立たせる為、初めて飲む銘柄やボトルを開ける一杯目に適している。
摘まむ物としてはドライフルーツやチョコレート等の甘い物がストレートには向いているだろう。今回は湯煎したチョコレートをドライマンゴー、ドライパイン、ドライオレンジに掛けて冷やし固めた物を準備した。
「お待たせ、『山崎25年』のストレートと、『ドライフルーツのチョコレートがけ』の盛り合わせだよ」
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