暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1579話
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いというのがある、とか。そんな感じ何だろうか。
 ふと、そんな言葉が脳裏を過ぎる。
 何で聞いたんだったか……どこかで聞いたフレーズなんだが、その辺は思い出せないな。
 まぁ、思い出せないという事は、問題がないんだろう。
 そう判断し、次の部屋へと向かう。
 そうして警備の厳しくない部屋にある金目の物を次々に奪っていき……そうなれば、残るのはデルマイユの屋敷の中にある代物の中でも、特に価値のある物だけ。
 つまり、相応に厳しい警備がされているだろう部屋だった。
 そのような部屋の代物を奪うとなると、当然騒ぎになるのは目に見えている。
 だが、この屋敷を攻撃する以上、金目の物をむざむざと消滅させる訳にはいかない。
 そんな訳で……

「悪いな」
「ぐはぁっ!」

 屋敷に雇われているのだろうボディーガードが、俺の一撃であっさりと意識を失って床へと倒れ込む。
 このまま意識を取り戻さなければ、屋敷諸共に消滅するんだろうが……なるべく早く意識を取り戻してくれとしか言えないな。
 部屋の中には、色々な芸術品が飾られている。
 恐らくここは、デルマイユが人を招待した時に使う部屋なのだろう。
 監視カメラを拳銃で撃って破壊し、意識を失ったボディーガード数人を重ねるようにして扉の前に置く。
 それからは次々に芸術品やら金庫やら宝石やら……色々な意味で高価な代物を奪っては空間倉庫に収納し、部屋の中が空になると壁を壊して他の部屋へと移動していく。
 当然屋敷の中は蜂の巣を突いた時のような大騒ぎになっているが、俺はそれを気にせずに次々と部屋を荒らしては監視カメラの類を破壊して、金目の物を空間倉庫へと詰め込む。
 遭遇したボディガードは全て意識を失って倒れており、結局俺はデルマイユの屋敷にあるほぼ全ての金目の物を奪うのだった。ついでに色々と家具の類も。
 ……まぁ、中にはどこかに隠している財産とかもあるかもしれないし、どこかに預けている代物もあるだろうが……その辺は見逃してもいいだろう。
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