85部分:第十話 サガの力その二
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第十話 サガの力その二
「子供何人いるんだ?」
「さてな」
ディオもジャミアンの問いに首を捻るだけである。
「ありゃ百人いくだろ」
「百人かよ」
「やっぱすげえよなあ」
「すげえなんてもんじゃねえぞ」
ジャミアンの突っ込みももっともであった。
「俺なんかとても」
「俺もだ」
流石にディオも不可能なことであった。
「まあ百人のこの連中を倒すのはできるけれどな」
「ああ。おい御前等!」
ジャミアンはあらためてインプ達に声をかける。
「容赦はしねえからな。覚悟しやがれ!」
「くっ、こいつ等!」
「ならば!」
「俺の烏受けてみやがれ!」
「俺の蹴りもな!」
二人の白銀聖闘士達はここぞとばかりに暴れていた。そしてそれは四人の青銅聖闘士達も同じでありそれぞれ必殺技を放ってインプ達を倒していた。
「ヘブンズアローッ!」
アンタスが右手から凄まじい拳を繰り出しインプ達を倒していた。
「青銅聖闘士だからといって甘く見るな!」
技を放った後で周りにいるインプ達に叫ぶ。
「このアンタス、貴様等がどれだけいようが敗れはしない!」
「おい、御前だけ格好つけるな」
ここでブラウが出て来た、
「俺もいるんだぞ」
「ブラウ」
「確かにこのアンタスは強い」
前に出つつ後ろに位置するようになったアンタスを右の親指で指し示してみせる。
「だがな。このブラウも強いってことを教えてやるぜ」
「ふん、言ってくれるな」
アンタスはそんなブラウに対して悪態をつく。
「貴様はそれだけ強いっていうのか」
「俺が強いかどうかは」
ブラウもまた不敵に笑ってアンタスに言葉を返す。
「御前が一番知っている筈だがな」
「忘れたな、そんなことは」
ここでは彼もまた少し不敵に笑ってブラウに言葉を返した。
「貴様の技を見れば思い出すだろうがな」
「わかった。それではだ」
ブラウはその言葉を受けて身構えだした。
「このブラウの技、今こそ見せよう」
「ふざけるな聖闘士共が!」
「調子に乗るのもいい加減にしろ!」
しかしインプ達は彼の構えを見ても侮り続けていた。
「聖闘士が我等狂闘士の相手になるなぞ」
「有り得んのだ!」
「戯言だな」
ブラウは彼等の言葉を一笑に伏した。
「とりわけ雑兵でしかない貴様等が言ってもな」
「雑兵雑兵と馬鹿にするがな」
「我等はアーレス様の兵士」
戦皇アーレスの忠実な兵士だというのだ。それこそが彼等の誇りの拠り所なのだ。そういう意味ではアテナに仕えることを誇りの拠り所とする聖闘士と同じである。
「戦場で敵に背を向けることはない」
「必ず勝つのだ!」
「敵に背を向けぬのは見事と言っておこう」
ブラウはそれは認めた。
「だが」
「だが?」
「それ
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