ガンプラ関ヶ原バトル 前編
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「ああ。その大会っていうのは────」
ーーー−−
「ガンプラ関ヶ原バトル、か…………」
翌日。俺、サオトメ、ミト、イチノセの四人はこの大会に来た。ムウは別件で仕事があるため、同行してこなかった。
「細かいルールは大雑把に説明するが、東軍と西軍に分かれて、相手の大将を倒した方が勝ちだ。
ちなみに、今回の参加者の数はきっちり五百対五百の千人だ」
「千人か…………やっぱり結構いんな」
小さい頃に何度か見たことはあるが、そのバトルはとても激しかった。大会名に恥じぬような、関ヶ原を再現したバトルだった。
「超大規模な大会だからな。こんな機会を捨てるのは勿体ないってことで、トウイとサオトメと話し合ったんだ。ちなみに、俺らは西軍だ」
「分かりました」
「あと、俺達の大将はソガ ショウタで、機体はメッサーラSSカスタムを使用する。ここら辺じゃ有名な上、実力もかなり高い。適任だろうな」
「ソガ ショウタ…………じゃあ、やっぱりアイツらもいんのか」
辺りを見渡し、おそらくいるであろう人物を探す。しかし、人数が千人もいるというだけあって見つけることは出来なかった。
「まっ、いいか。あの機体なら嫌でも目立つだろうし」
あまり気にすることなく。大将であるソガ ショウタに視線を向ける。作戦を決めておきたいということで西軍の奴等を呼んでいた。
「カグラ。昨日はみっちり叩き込んだんだ。自信を持ってやれよ? 」
「はっ。あたりめぇだ。言われるまでもねぇよ」
「威勢だけじゃないことを祈るけどな。よし、行くぞ」
ーーー−−
作戦が説明されたあと、すぐにバトルが開始された。
前衛、中衛、後衛の三段構え。機体をローテーションしていき、相手の陣形を削り取り、敵大将を討ち取るらしい。
「けど、やっぱりそう簡単にはいかねぇよな! 」
俺達四人は中衛で戦闘を繰り広げているが、前衛の方からもの凄い勢いで押されていることに気づく。
その最前線にいるのは、ターンエーの改造機であるターンエーガンダムシン。ユニコーンガンダムの改造機であるフルアーマーユニコーンガンダム極の二機だ。
その二機は俺も見たことがあり、そのバトルを見た感想は、大人気ねぇ…………だった。
「正直、敵に回んねぇで欲しかった相手だ………」
「このままじゃじり貧だ!どうします、イチノセ先生! 」
「俺だったら右翼左翼に展開し、囲うように外側から攻撃を仕掛けるな」
「もしくは中央突破だ。けど、さすがに俺もあの二機を相手にするのは難しいな。となると、イチノセの案がいいと思う。大将に確認してくれ」
「分かった」
イチノセは
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