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ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
夏休み 後編
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エクスカリバーを切断したのみで、ダメージを与えることは出来なかった。

「くそっ! 」

『ヒロヤの技を使ってくるか!けどな。一年の時のヒロヤの方がまだ早かったな! 』

アカツキガンダムフラガはビームサーベルを二つに分け、両手に構えて斬り落としてきた。刀で防ごうとするが間に合わず、両肩の付け根から切断された。

「ぐっ…………! 」

「カグラ!…………がぁっ! 」

『よそ見してる場合じゃないぞ! 』

エクストリームガンダムtypeレオスUvsはアンリミデッドインパルスと接近戦を繰り広げていたが、一瞬の隙を突くように武装と両腕を切断されていた。

『これで…………』

『終わりだ!! 』

二機の攻撃が、無防備の俺達に炸裂し、バトルは終了した。

『BATTLE ENDED』





ーーー−−





「くっ…………また負けた」

「くそっ…………強すぎんだろ」

「甘いなお前ら。技をかけるんだったら、かけた後のことも考えて行動しろ」

「まあ、前回よりは幾分マシになってはいたな。精進しろよミト、カグラ」

二人からの励ましを受け、俺達は大きくため息を吐きながら頷く。

「で、どうだイチノセ?一応及第点には届いてるんじゃないか? 」

「そうだな…………ギリギリ勝ち進めるかどうかだ」

「?なんの話だよ? 」

「ああ。イチノセ達に来てもらった本当の理由は、お前達にある大会に参加してもらおうと思ってな」

「「ある大会? 」」

「ああ。その大会っていうのは────」

サオトメの口から大会名を言われ、俺とミトは目を見開いた。


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