842部分:第百三十話 聖戦が終わりその七
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した事態も頭の中に入れたうえで戦友に対して語る。
「最後まで頼むぞ」
「わかっておる。嘆きの壁を破るその時までな」
「あの者達はまだその運命ははっきりと認識してはいないがな」
「しかしそれでもよいじゃろう」
童虎はそうであってもというのだった。
「それでもじゃ」
「いいか」
「あの者達も戦いの運命の中におるのじゃ」
こう言うのであった。
「それではじゃ。それも当然として受け入れる」
「そうだな。あの時からな」
「同じじゃ。ではじゃ」
「うむ、それではだな」
「また会おう」
童虎はここで話を切るのであった。
「またな」
「そうだな。それではな」
「そして戦おう」
彼もまたシオンに、古くからの戦友に告げてきた。
「その時にな」
「共にな」
二人はこう話してであった。今は別れた。アーレスとの聖戦は終わった。だがそれは輪廻の中の戦いの一つに過ぎずこの世でもだ。彼等が繰り広げる多くの戦いの一つに過ぎないのであった。またあらたな戦いが戦士達を待っていた。
第百三十話 完
聖闘士星矢 若き黄金の戦士達 完
2010・6・11
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