暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜orbit〜
夏休み編
夏休み 前編
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
心せい。お主はこれじゃ」

そう言うと、イチヨウさんは将棋を取り出してきた。

「お主は頭が回ると聞いておったし、戦術士でもあるそうじゃないか。その実力、これで測らせてもらうぞ? 」

「え?将棋で? 」

「なんじゃ?ルールを知らんのか? 」

「いや知ってますけど…………一応得意ですし」

「ならいいじゃろ。さっさと始めるぞ」

「わ、分かりました」

「セーヤ……頑張って」

「頑張る! 」

「…………単純じゃのう」





ーーー−−





「……………………」

道場の床の上で、ボロボロの状態で大の字になって倒れる。くそっ!一発も入れられなかった!

「とりあえず、午前はこんなもんにするか。飯食ったら午後のメニューに行くぞ」

スマホを操作し終わり、ポケットに入れて俺に声をかけてきた。

「なんで片手でそんなに強ぇんだよ? 」

「大人だからだろ」

「そういうんじゃねぇよ」

「まあ鍛えてるからな。あと、お前が大振りのおかげで対処しやすいし。まっ、最後の方は少し良くなってきたけどな」

「そうかよ…………」

上体を起こし、天井を見上げる。他の皆は、まともに特訓してんのか?ハルカゼの人選だし、まともな奴なんていねぇと思うけど。

「て、そういえばなんで剣道なんだよ?ガンプラバトルはどこいったんだよ? 」

「ん?なんだ不満か? 」

「あたりめぇだろ。最初から竹刀を渡されては有無を言わさずに素振りさせやがって…………」

愚痴るように言うと、鼻で笑われた。

「まあ最初はそんなもんだ。俺も昔やらされたしな」

「そうなのか? 」

「ああ。俺の場合、剣道で全国三連覇を果たしたのが相手だったけどな」

なんだそのチートは?よくやろうと思ったな。

「実際何時間もかけてようやく一本取れた程度だ。俺もお前みたいに疑問を持ちながらやってたし、別に責めはしない。
けど、意味を探れ。考えるんだ。トウイからも言われてるんだろ?自分で考えろって」

「………………はあ。分かったよ。で、昼飯はサオトメの奢りなのか? 」

「そうだ。何か食いたい物とかあるか? 」

「闇鍋以外だったらなんでもいい」

「なんで闇鍋が出てくるんだよ…………じゃあ、ファミレスに行くか」





ーーー−−





昼飯を食べ終え、再び道場に戻る…………と思いきや、天之川学園へと着いた。

「午後はお前の望み通り、ガンプラバトルだ。アルケオニスは預かってるだろ? 」

「あ、ああ。けど急だな。相手はサオトメがすんのか? 」

「いや、俺じゃない。対戦相手は別には呼んであるから、そいつらと戦
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ