夏休み編
夏休み 前編
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るようになってるよ」
「「「「「「行(い)けば分かるようになってる? 」」」」」」
どういう意味だ?課題が置かれてるって訳か?もしくは誰かいるとかか?いや、多分誰かいんだろうな。
「行き先は基本皆バラバラだから、迷子にならないように気をつけてね」
その言葉に、全員がセシリアを見た。本人は気づいてないようで、不思議そうに顔を傾げる。…………セシリア。自覚ねぇんだな。
「アハハハハ。とりあえず、各自頑張ってきてね〜」
ーーー−−
「ぜぇ……ぜぇ……」
残りの回数をこなし、床に大の字になって倒れる。
「よし。じゃあ十分後に再開するか」
「………………! 」
かれこれ二時間半、素振りをし続けてまだやんのかよ!もう腕がキツイんだよ!
「カグラ。次は俺と打ち合うぞ」
十分後、サオトメは竹刀を軽く振りながらそう言ってきた。
「はあっ!? 」
「腕も体力も限界のようだし、片手で相手してやるよ」
「っ舐めんな!すぐに両手を使わせてやるよ! 」
竹刀を構え、サオトメに向かっていく。
「やってみろよ? 」
右手に竹刀を構え、左手はポケットに入れてサオトメは迎え打つ準備をする。
「おおおおぉぉぉぉぉぉっ!! 」
竹刀を次々と振っていくも、そのどれもが軽々と防がれていく。
「どうした?防具を着けてないからって遠慮しなくていいんだぞ? 」
「ぐっ…………!そう言うお前も、反撃してきたらどうだ!? 」
「防具着けてない奴に反撃したら、怪我するだろうが…………」
「うるせえ!当たんねぇから来いよ! 」
「じゃあ、お言葉に甘えるぞ? 」
すると、右肩から左腰に向かって竹刀が入り、後方へと軽く飛ばされる。
「ほれ見ろ。お前はまだまだ大振り過ぎだ。だから攻撃する時に隙が出来る」
「────くそっ! 」
痛みに耐えてすぐに立ち上がり、またサオトメへと向かっていく。
「今度は反撃しないでやろうか? 」
「なんだ?防具を着けてねぇからって遠慮しなくていいんだぞ? 」
「言うようになったな。じゃあお望み通りに打ってやるよ」
ーーー−−
「いいか!まずは何事にも耐えうる忍耐力、精神力が必要だ!つまり………………滝で修行しにいくぜぇ! 」
「馬鹿かオノ。なぜその発想にいくのだ? 」
「おお!?じゃあちっこいのは何か案があるのか!? 」
「ちっこい言うな!! 」
オノと言われた大男は、中学生くらいの女の子に蹴り飛ばされている。それを困惑した様子で見ていると、メガネをかけた男の人が隣に来た。
「あはは…………ごめ
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