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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第二百四十六話 キレるほどに恋してる
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ビッテンフェルト提督で、その次がロイエンタール提督だ。意外に人気が有るのがメルカッツ副司令長官かな。そしてそれ以上に売れているのが、新郎新婦の写真と退役したミュッケンベルガー元帥の写真だ。どういう事だろう?

プロマイドはフェザーンの企業が版権を持っていて利益はその企業に行くんだけど、そこから一部が帝国に行くらしい。何でもそのお金は帝国の改革のために使われるんだとか。マスコミの一部は買うのは止めようと呼びかけているけど皆無視してる。

そんな事言うんなら結婚式の放送そのものを止めるべきだったって皆言うんだ、今になってそんな事言うなんておかしいって。僕も同感だ、今更おかしいよ。僕も母さんには内緒でユスティーナのプロマイドを持ってる。ウェディングドレスで幸せそうに笑っているユスティーナだ。

フェザーンでは提督達が歌った映像シーンを売り出そうという話が出ているらしい。当然だろうな、だってサラリーマン達が酔って踊っているって聞いているし、僕のクラスでも男子が踊っている。実は僕もその一人だ、毎日髪を振り乱して踊ってる。

母さんがもう寝なさいって言っている。もう十時だ、明日の準備をしてベッドに入ろう。でもその前にユスティーナにお休みを言わなくちゃ。お休み、ユスティーナ……。早く元帥の本性に気づいて別れるんだよ、そのほうが幸せになれるから……。




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