第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜代償〜
[9/9]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ティアナが限界を迎えた。
「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」
「それがお前の言う「努力」か?お前が払おうとした代償は、あまりにもでかい。それも理解できずに、よくものうのうと力が欲しいなどと軽くのたまったな、貴様は」
蒔風の言葉が聞こえ、幻覚が解ける。
気付くとティアナの周囲は元に戻っていた。
依然として首には蒔風の手が。
ティアナは涙を流してすでに気絶している。
そしてその手により一層力がこめられ、そして・・・・・・
「主!!!!!!」
ガキィ!!!と、蒔風の身体が止められる。
ティアナの首がその手から外れ、意識はなくともゲホゲホと咳こみ、倒れた。
蒔風は、青龍たち七人掛かりで動きを止められていた。
蒔風の腕を、脚を、首を、胴を、その全身で青龍たちが止め、蒔風を後退させる。
「主!!それ以上何をするつもりですか!!!」
「・・・・・・・・・・・・クソッ・・・・・・・・」
青龍たちに取り押さえられた蒔風が、自分の両手を見てから手を下ろして、空を仰ぎ見る。
そして蒔風が全員が剣に戻してから、蒔風が自室に戻っていく。
そんな中、獅子だけが残ってティアナを見、聞こえないだろうとも、優しく説くように一言だけ言った。
「彼が力を得た時、どんなことが起こったのか。ティアナ嬢、相手の気持ちも知らずに、軽率な事を言うものではない」
そうして、蒔風の元に獅子も還り、その場を去っていった。
「舜・・・・・・・」
「蒔風・・・・・・」
シグナムとフェイトが蒔風の後を見送る。
その二人に、エリオが聞いてきた。
「あ、あの・・・・舜さんの過去って、一体何があったんですか?」
その質問に、フェイトがシグナムに相談する。
「それは・・・・・・どうしようか?」
「・・・・・・話してやれ」
「いいのかな?」
「あいつはそんなくらいじゃ怒らん。それに私たちが知ってるくらいの事なら、話しても大丈夫な範疇なんだろうからな」
そうして、ついに話そうと決め、そこに同じタイミングでシャーリーがやってきて、みんなを呼んだ。
彼女もまた、話したい事があると
それは、なのはの過去の話。
彼女の無茶をして、失敗した話だ。
to be continued
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ