第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜失ったもの、取り戻すとき〜
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が、そこは空のエース。管理局最強と名高い「エースオブエース」
そう簡単には落ちず、最後に蒔風がいた位置に落ちながらも、レイジングハートの補助もあってスフィアを打ち出して攻撃する。
蒔風がそれを腕で顔を覆ってとっさにガードするが、足や胸、肩にそれが被弾し、爆発する。
その間に地上になんとか着地したなのはが、額から流れる血を拭いながら上空を見上げる。
蒔風にスフィアをぶち当てた地点。そこの爆煙が晴れるも、そこに蒔風の姿はない。
それを知った瞬間、真横のビルを一気に突き抜けて来た蒔風がなのはに突っ込んできた。
ドゴン!!ガゴゴゴゴゴン!!!!!
ドォン!!!!
蒔風がなのはの腹部に拳をめり込ませ、腕を振り切る。
その威力になのはの身体がくの字に折れて吹き飛んでいった。
その動作は一瞬だった。ビルが倒壊するよりも速い。
蒔風が突進して貫いてきたビルは今になって一気に根本から崩壊し、吹き飛ばされたなのははその勢いで五つほどのビルをぶち抜いていった。
なのはががれきの中で腰をつき、寄りかかりながら前を見る。
もうもうと上がる砂煙。
ガラガラと崩れ落ちるビルだった瓦礫。
そこに鳴る、断続的なガラスを踏んだり、石の上を歩く音。
崩壊の中、蒔風が真っ直ぐになのはに向かってコツコツと歩いてき、それを見下す。
「どうしたよ。S+ならまだそんなにダメージはないだろ?」
「く・・・・・・」
「どうしたよって聞いてんだ・・・・・・・・・答えろ!!高町なのは一等空尉!!!とっとと立って踊れってんだ!!!楽しい楽しい「お話」タイムだろォが!!!!呑気に寝てんじゃねえよコラァ!!!」
ビュッ・・・ゴゴン!!!!!!
蒔風の脚がうねり、なのはを狙って蹴りあげた。
とっさにそれを横に転がって避け、なのはが崩壊するビルから一気に上空へと飛び出していく。
上空に着き、下を見下ろすと蒔風がビルを蹴り上げていた。
ビルの屋上部分をけり上げ、それがなのはに向かって飛んできたのだ。
それを砲撃一発で粉砕するなのは。
だがその間に、蒔風がなのはと同じ高さにまでやってきていた。
「・・・・てめえはどうして否定するかっていったな?別に、お前の教導にはケチつけねえよ。だがてめえの甘えが今回のティアナの暴走を生んだと思え!!!」
「甘え・・・・・・?私は・・・・・甘えてなんかない!!!あの子たちが、いつか一人立ちしても、絶対に落ちないように、そんな風にしてあげたかった!!!!それが甘いって言うの!?」
そんななのはの言葉に、蒔風がゆっくりと首を振り、哀れなモノ
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