暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜激昂〜
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
まく出ない。


その時、スバルが感じたストレートな感想は「蒔風舜は、確かに味方だ。だが、時に「味方であることが間違っている」と思えるような、そんな気配がどこかにある」という物だった。
自分は本当に、この人を信じていいのか、と疑ってしまう。


最初は気のいいお兄さんだった。
その後、凄い人だってわかった。

しかし、それ以上の付き合いをすると―――――どうだろうか。それ以上知るのが、あまりにも恐ろしいと思えてしまう。



「おい・・・・・ボケッとしてんじゃねぇよ・・・・・・とっとと行けっつってんだろォが!!!!顔面剥いで標本にすんぞテメェ!!!とっとと退けェ!!!!!!」

「は、はいィ!!!!!」



その言葉にスバルの背筋を凍りつかせる。
恐怖、戦慄、怖気、なんでもいい。そんな感情が一気に噴き出した。

そして「死にたくない」と言う思いから、必死になってティアナを担いでフェイトの元に連れていった。






「最近順調に歪みも出ず、安定していられたってのにこれだ・・・久々にキレたよ」

そんなことをつぶやきながら、眼下のなのはをにらみつける蒔風。

「ティアナもティアナだが、お前もお前だなのは。あいつはあれでチャラだ。次はお前だ」

「私?私に?」

「そうだ。ティアナはお前の意志を聞きながらも、あんな無茶しやがった。あれだけ想われながらやかましいと、考慮もせずに一蹴しやがった。それはお前の想いを踏みにじる行為だ」

「じゃあ・・・・なんで・・・・」

「てめえも同罪だからだよ、なのは。お前、ティアナとちゃんと話したか?ん?話してねえだろ?だからだよ」

「どういう事?・・・・・・・・・私、今とっても怒ってるんだけど」

「わからねえのか?こいつはとんだバカ野郎だな。お前・・・・・大人数の教導だけやってて良かったな。小人数相手にやったらすぐにこれだ。被害者がティアナだけってのはバカの中に救いだなぁ、おい!!!!!」








「・・・・・・舜君・・・そこまで言って・・・無事に済むと思ってんの?」

「はぁ?今からてめえとやり合うっつってんだよ。わからねえのか?バカ!!!」

「バカバカと・・・・人の事を・・・・・・・」


一気に罵詈雑言の言葉を吐きかける蒔風に、なのはが完全にキレる。
それに対し、蒔風が落ち着き、そして冷たく、どこまでもつまらない物を見るような冷えた目で、なのはを見ていった。



「お前が怒ってるのを止めるためじゃない。お前の暴走を止めるためじゃない。ましてティアナを助けるとか、庇うとかそんなくだらないことでもない。互いの想いを、知りながらもその状況に甘んじ――そして結果無視した。てめぇと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ