暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜激昂〜
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「え、なのは」

「マジか、あいつもキレてんぞ!?」

「おいまさか・・なのはお前よォ・・・・!!」

フェイト、ヴィータが言葉を漏らし、蒔風が飛び出した。







「ちょっと・・・頭冷やそうか・・・・」

「ティアッ!!!なのはさん!!!!!」

スバルの叫びがこだまする。




しかし



「あああああああああああああああああ!!!!!!!ファントムブレイ・・・・・・」

「シュート」





ティアナの砲撃が放たれるよりも早く、なのはのスフィアが打ち出された。
そしてそれがティアナに命中すると、誰もが思った。



そこに、彼がいなければ



ゴォウ!!!ジュボアッ!!!!!!




真っ赤に燃える炎の砲撃に、なのはの攻撃と、一歩遅れて放たれたティアナの砲撃が掻き消える。





「なのは!!!」


そこに向かって、怒気をの籠もった声が向けられた。
その方向を見ると蒔風が真っ直ぐに飛んできて、その手にはチリチリと獄炎砲を撃った形跡があった。


そして


バギィ!!!!!!!

「アぐっ!!!ああああああああああああああああ!!!!!!!」


蒔風が拳を握り、ティアナの顔面にそれを叩き込んだ。
ティアナの身体が足場のウイングロードを突き抜け、ビルの側面に当たり、スーパーボールのように跳ね回って地面に落ちる。


人の身体とは思えないほどビルを跳ねまわり、そのあとを転々と残していくティアナの身体。

地面に落ち、訓練場のプレートにひびでも入ったのか、ティアナの周りが無機質な青いプレートに変わる。





「ティ、ティアァ!!!!!!」

スバルが悲痛な声を上げ、なのはが蒔風を睨みつける。
その目には、明確な敵意が込められていた。




「どういうことかな?舜君。これは私の教導なんだよ?邪魔・・・・しないでくれるかな?」


なのはの敵意がこもった視線。
あまりにも恐ろしいその眼光に、蒔風が虚仮にしたような笑みを浮かべて高い位置から見下していた。


「そういうわけにはいかねえな。あのバカは再三の忠告を無視したからな・・・・スバルァ!!!てめえもだ!!!踊らされてんじゃねえぞ!!!とっととそのバカ連れてフェイトんとこいけや!!!」

「え・・・・あ・・・・・」


だがスバルは現状についていけてない。


無理もないことだ。
なのはに怒られ、ティアナが撃ち落とされそうになっただけでなく、突如として蒔風にぶん殴られて叩き落とされ、しかもその蒔風は異常なまでの敵意を撒き散らしてなのはを見ているのだから、身体はもとより、声もう
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