第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜すれ違い
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俺はお前と違って体力もあるから平気だ。と
「・・・・るさい」
「ん?」
「うるさいっ!!私は大丈夫です!!やれます!!失敗なんかしない。だから必死になってやってるんだ。それを邪魔しないでください!」
一息で一気に吐き出すティアナ。
蒔風がそれを聞いて、さすがに言い咎めようとする。
だがティアナは「五分経ちましたから、これで」と言って蒔風が言葉を発するより早くさっさと部屋に戻って行ってしまった。
その後を追おうとも、一瞬蒔風は考えた。
追ってどうすると言うのか。
今のティアナは、追い詰められて頭に血が上っている。
そんな状態で話して、何が通じると言うのか。
(なのはも何かしら話したみたいだけど・・・・四六時中あんなんじゃ意味無いだろうしなァ・・・・)
踵を返し、エリオが待つ部屋へと帰ることにした蒔風。
(まあ、なのはの事だ。相手が話を聞かなくても、それでも会話に持っていく奴だから、心配はないだろ)
ある種の信頼。
高町なのはと言う少女は、いつだって話し合いで解決しようとしてきた少女だ。
無論、その過程で「相手を倒す」と言うことが必要ならば、容赦はしないが。
そう、そのはず。
「そういや明日に模擬戦か。さて、教導官になったなのはのお手並み拝見だな」
妹の成長を喜ぶ兄のように、期待に満ちた笑顔をしながら、蒔風は廊下を歩いていく。
そうして
いろいろなことがあって、翌日
早朝訓練が終わって、午前が終わり、午後の訓練。
今日の訓練は模擬戦。
最初はティアナ・スバルVSなのは
その時が、来てしまった
to be continued
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