暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
なのはStrikerS 〜アグスタにて、ガンナーの憂鬱〜
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「ふふん、せやろ?だけどうちが聞きたいのは誰が一番かや。評価は求めとらん!舜君なら誰に惚れる!?」


はやてがさらに突っ込んだところを聞き、なのはとフェイトがしどろもどろになる。
当の蒔風はキョトンとした顔をして、あぁ、と合点がいったような声を出し、頭をポリポリとかいた。


「無理無理。俺が誰かに惚れるなんてことないからさ。あっはっはっはっは!!!」


そう言って三人の肩に腕を回し、仲良く中に入っていく蒔風。

「俺たちは友人。仲のいい仲間。頼れる親友。それでいいじゃん。な?」


そう言って、豪快に笑いながら自分の立ち位置に向かう蒔風。
一体どういうことなのかわからないまま、三人が立ちつくす。


「舜君、好きな人いんかなぁ・・・・・」

「でも、誰かに惚れることはないって言ってたから、それは違うんじゃ・・・・」

「舜君・・・・一人でいるつもりなのかな?」



そんなことをはやて、フェイト、なのはと呟き、友人として心配した。
彼はまだ、ひとりなのか、と。






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そうしてオークション開始時間が近づく。

どうやら連絡ではシャマルのクラールヴィントに反応があって、ヴォルケンズが出現してきたガジェットを迎撃し、食い止めて居るようだ。



『来たみたいだな』

『うん。私たちはこのまま現場待機。報告だと、かなりの数が来てるらしいから気ぃ抜かんといてな?』

『『了解』』『おっけ〜〜〜〜』

『・・・舜君、その気の抜けた返事だと説得力無いで?』

『やるときゃやるよ。こっちもお客さんだ』

『え?ちょ、それどういうこと(プツン)






蒔風がはやての言葉を途中で切る。
その眼の前には黒い人型の蟲のような化け物。


漆黒のその姿に、紫のマフラーをしたそれは、脇になんかしらのケースを抱えていた。



「まったく・・・変な反応したから来てみりゃ、仮面ライダーみたいのがこの世界にいるなんてな。黒いボディに真っ赤な目ってお前はまりすぎ」


蒔風がその蟲に歩いていき、虫がジリジリと後ずさる。

『ガリュー、どうしたの?何かあったの?』

と、そこでその蟲、ガリューの脳内に、主の声が聞こえてきた。


『え?見つかった?だったら無茶はしないで・・・・大丈夫?うん、じゃあ任せる』




ガリューの目が一瞬だけ閉じるように光を失い、そして一気に光った。

流石は蟲のような外見をしてるだけあって、その速度はかなりのものだ。
柱や壁、天井を飛びまわ
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