卍(まんじ)
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強烈な快感によって目が据わり、ハアハアと声を荒げる状態になった。
「はあっ……ん……妙ちゃ……妙ちゃん……うんっ……あ……っ」
自分の声も他人に聞かせられないものになっていることを自覚しつつも、九兵衛はどんどん腰の動きを速くしていく。
それとともに、接触している部分からどんどん愛液が湧きあがり、音を立てながら混ざり合っていく。
にっちゅ、にっちゅ、くちゅっ、くちゅっ。
「はあ……はあ……妙ちゃ……妙ちゃ……んっ……っ……あっ……!!」
「あっ……うんっ……んんっ……九ちゃん……キス……して……」
答えも聞かず妙は頭だけ上げ、九兵衛の唇を吸った。
「うんっ……んんん……」
「はぁ……んっ……」
2人とも目に涙をにじませながら、互いの口を吸いあい、続いて舌を絡ませ、お互いの唇の舌触りを味わった。
ちゅうっ、ぴちゅっ、はふ、はふ……
甘く、やわらかい。
2人の唇が離れ、白い糸を引く。
九兵衛と妙の腰は、時間がたつにつれ共に動きが速く、激しくなっていく。同時に敏感な秘所がその接触を感じ取り、快感をどんどん大きなものにしていく。
「あっ……あっ……ひあっ……九ちゃん……九ちゃん……んっ……いいっ!……良すぎる……!!」
「妙ちゃん……妙ちゃん……あっ……うんっっ……僕も……きもち……いっ……すごくっ……」
お互いの快感が高まると同時に、クチュクチュという音がさらに大きくなり、2人の声がどんどん細く、高くなっていく。
なぜか、お互い限界を察することができた。九兵衛はそこまであと少しということを悟り、さらに激しく腰を動かした。
2人の息がさらに荒くなり、重ね合わせた両掌がつぶれそうなほど、指に力が入る。
「きゅ……きゅうちゃ……んんっ……あっ……わ……私……もう……ダメ……っ……!」
「うん……僕も……い……いきそ……う……!」
「おね……がいっ……一緒に……私と……一緒に……んっ……うんっっ……好きいっ……九ちゃん……好きいっ……!!」
「うん……わかってる……僕も……妙ちゃんが……好きっ……あっ……あっ……いくうっ……!!」
その時が達するまで、あっという間だった。
「「あっ……あっ……あああああああああああああああああああああああああああああっ!!」」
ぷしゃあああああああああああああああああっ!!
部屋中に2人の絶叫が響き、同時に、何かが噴き出る音が2人の耳に届いた。
「はあ……はあ……はあ……」
オルガスムの後、2人とも全身の力が抜け、九兵衛は妙の右肩の上にうつぶせに倒れこむ。妙は仰向けになったまま、頭を九兵衛の側に向けた。
しばらく2人とも、肩で息をしていた。
その時になってお互いようやく気付いたが、2人とも全身、特に額が汗でぐっしょり濡れている。
「ごめ
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