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東方英神伝
第1章
伝説の幕開け
紅き館、紅魔館
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いてトンズラした。「あんたら……覚えてなさい……」
 そう言いつつも中g(ry に目線を向ける。「ところであんた、名前なんて言ったけ?」「あら、そういえばまだ言ってませんでしたね、私は(ほん)美鈴(めいりん)と言います」「そう、私は博麗霊夢。さっきの男の方が高井拓一で黄髪の女が霧雨魔理沙よ」「あら、ご丁寧にどうも」
 紅き館を前に静かな沈黙、その中にピリピリとした雰囲気……お互い仕掛けるタイミングを伺う、そういう雰囲気だ。
 その二人の間を、一枚の落ち葉が通る。その風が突如ピタリと止んだ。
 「「……いざ!」」二人が同時に弾幕を放ち、二人の戦いが始まった……。








 一方、拓一と魔理沙は……
 〔ガッシャーン〕早速館内にダイナミックお邪魔しますを敢行していた。
 「うっひゃー、広いのぜぇ……」「ほんとだな……ってそんなことしてる場合じゃない、動いていかないと」
 扉の破片が足元に散る中、ホッとしたのもつかの間。拓一と魔理沙の周りには15匹程の妖精メイドが集まってこちらに弾幕を放とうとしていた。
 「ちぇ、しょうがないぜ……」軽く溜息をつくと弾幕が打たれている輪から抜けて八卦炉を構える。
 特に何を言われたわけでもないが、直感的に退避体制に入る。次の瞬間……
 「全員叩きのめすぜ……行くぜ……!」【恋符 マスタースパーク】面倒だからかマスパ一発で決めにかかる。
 『う、うわぁー!』魔理沙が放ったマスパを妖精メイド全員がもろに受ける。
 マスパの光線が放たれ終えると館の赤い壁に当たって瀕死寸前の妖精メイド達がいた。
 「な、中々荒っぽいな……魔理沙」かなり呆れ気味の顔で話しかける拓一。
 「まぁ、めんどかったしな☆……それはそうと、上下あるみたいだけど、どうするぜ?」いきなりシリアスな方向に話を持っていく魔理沙。まぁ、こんな和やかに話すのが間違っているのだが……
 「とりあえず……俺上で魔理沙下な」な、なんでだぜ! と言いつつ結局そのプランで行くことにした。
 「そんじゃ、うまくやれよっ!」かなり上機嫌な様子でホールから続く階段を上って行った。
 「……全く、困ったもんだぜ……」今度は魔理沙が拓一に呆れつつも、ホールから伸びる階段を降りて行った。





 その頃、館内のある一角の部屋では……

 「お嬢様、現在三つの気配が館内にいます……恐らく、門の前に博麗の巫女、下に行ったのが白黒の魔法使いかと……、ですが……」「だが、どうしたのよ? 咲夜?」
 咲夜と呼ばれた白と銀のメイド服を着た銀髪の少女と見た目10歳前後のカリスマ漂う何者かが話をしていた。
 「もう一人……今こちらに向かってくる者の強さがいまいちわからないのです……とりあえず、私が先にお相手してまいりま
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