ガンダムW
1577話
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という立場であっても、結局連合軍にとって外様というのに代わりはない。
つまり、もし何かミスをしたとしても、連合軍としては最悪切り捨てる事が可能な訳だ。
勿論連合軍としては俺達を切り捨てるような真似は出来るだけしたくないだろう。
単機でガンダムに対抗出来るトールギスと、そのガンダムの1機シェンロンガンダム、更には連合軍の中でも最精鋭のエアリーズ隊を上回る操縦技術を持つ綾子のトーラス。
この辺りを考えれば、俺達シャドウミラーは連合軍の中でも最高の戦力を持った部隊と言える。
そのような部隊をあっさりと切り捨てるような真似をしたいとは思わない筈だ。
だが……それでも連合軍の元帥として、判断するべき時には判断するのだろう。
穏健派のノベンタだが、それは判断が出来ないという事ではない。
「その辺りの全てを呑み込んだ上で……こうして、シャドウミラーに頼むしか出来ない。どうだろう?」
俺が黙っているのを見て、ノベンタが改めてそう告げてくる。
「……分かった」
結局俺としては、それを引き受ける言葉を発する。
実際、ロームフェラ財団の動きを牽制するのは連合軍として重要事項だというのは理解しているし、向こう側を動揺させる事が出来るというのも理解出来た。
これが上手くいけば、確かにこの反乱は早く終わる事になる。
それに技量的な問題を抜きにすれば、決して悪い条件ではないのも事実だ。
「ただし、こっちは自由に動かせて貰う。それが条件だ」
「……いいだろう。だが、連合軍の風評を貶めるような真似だけはしないでくれたまえ」
「勿論だ。その辺は十分に注意する。……今回の件の報酬に関しては、凛と交渉してくれ」
凛の姿に、セプテムが微かに眉を顰める。
これまでの依頼でもかなり連合軍からふんだくってるしな。
ぶっちゃけ、これまでの報酬で俺達がこのW世界で活動する際に資金不足というのは心配しなくてもいいくらいにはなっている。
今回の件も、かなり厳しい依頼だけに……その報酬はちょっと大きなものになるのは確実だろう。
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