ガンダムW
1577話
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ここに集まっている。
つまり、ここを爆破されれば連合軍は一気に大混乱となるのは間違いなかった。
レディ・アンは原作でも爆弾を使ってドーリアンを暗殺している。
いや、この世界でもか。ただ、暗殺には失敗してドーリアンはまだ意識不明ではあっても生きているが。
ともあれ、そんな状況である以上護衛を用意するのは当然と言ってもいい。
ましてや、俺達はノベンタ直属という扱いではあっても、結局は傭兵。
金次第では裏切られると思われても仕方がない。
そして、OZの後ろにはロームフェラ財団という者達がいる。
その上、シャドウミラーの中には五飛というシェンロンガンダムのパイロットがいるという事もあり、俺達を警戒するのは当然だった。
「よく来てくれた、アクセル。昨日は色々とご苦労だったな。こちらとしても、シャドウミラーの活躍のおかげで連合軍にあまり被害が出ずに助かった」
笑みを浮かべて告げるノベンタ。
俺達が昨日やった事が、余程に嬉しかったらしい。
実際、俺達がいたからこそガンダムによるニューエドワーズ基地の襲撃や、OZと戦っている基地の援軍、OZに占拠された基地の奪還といった激戦を潜り抜けながらも、被害らしい被害は殆どなかったのは事実だ。
「こっちも仕事だからな。依頼された内容はしっかりとやらせて貰うさ。それで、俺達を呼んでどうしたんだ? 聞いた話だと、この戦いを手っ取り早く終わらせる方法があるらしいけど」
「ふむ」
俺の言葉に、ノベンタが小さく頷いてからサリィへと視線を向ける。
それに対して軽く目礼をするサリィ。
完全に外様の俺達はともかく、仮にも連合軍の軍人のサリィがノベンタを前にして緊張したりしていないというのは、さすがと言うべきなんだろうな。
「うむ。……その件は今回アクセル達をここに呼んだ事も影響している。さて、単刀直入に言おう。アクセル達シャドウミラーには、OZの基地ではなくロームフェラ財団を叩いて欲しい。具体的にはロームフェラ財団の建物や、ロームフェラ財団上層部の者の屋敷といった場所だな」
「……なるほど」
一瞬、いいのか? と言いそうになったが、考えてみればこれは中々に悪くない手だ。
現在表だって連合軍に反乱を起こしているのはOZだが、その裏にはロームフェラ財団がいる。
具体的には、現在ロームフェラ財団を仕切っているデルマイユ。
そのデルマイユを含めて上層部の者達の屋敷を焼き払い、財産を没収するような事をすれば、当然それはロームフェラ財団にとって大きなダメージとなるのは間違いない。
もっとも、中途半端にそのような真似をすれば余計にデルマイユを含めたロームフェラ財団上層部を怒らせる事になり、OZの攻撃がより激しくなる可能性も高い。
また、デルマイユを含め
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