ガンダムW
1577話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
疑問に思う。
これだけの事をしでかしたのだから、当然OZも自分達がそう簡単にやられるとは思っていない筈だ。
であれば、戦いは長引くと思ってもいいと思うんだが。
「その辺りは、これから説明があると思います。ですから、一言だけ。OZの背後にいるのはロームフェラ財団です」
「……ああ、なるほど」
サリィの言葉に、納得するように呟いたのは凛だった。
何とも言いがたい、不思議な視線をサリィへと向けている。
「どういう事か分かったのか?」
「ええ。まぁ、問題はそう簡単にいくかどうかってことでしょうけど」
「その辺はこちらも考えていますが……アクセル代表率いるシャドウミラーであれば、それも可能では?」
「あら、随分とこちらを持ち上げてくれるのね。けど、そんな真似をするのであればこちらも相応の報酬を要求するわよ?」
「それは私ではなく、担当の者と交渉して下さい」
何だか分からないが、凛とサリィは笑みを浮かべながら話し合う。
もっとも、その笑みもどこか薄ら寒い雰囲気が周囲に漂っているが。
この2人が何を言っているのかは分からないが、それでもノベンタ達の場所に行けば判明するだろう。
建物の中に入ったにも関わらず、人の出入りは非常に多い。
どの軍人も、顔を緊張で強張らせており……それが現在の連合軍の状況を示していた。
とてもではないが、サリィが言うように反乱をすぐにでも鎮圧する事が出来るとは思えないんだが。
本当にすぐにでもどうにかなるのか?
「つきました。では、中に入りますが構いませんね?」
扉の前で尋ねてくるサリィに、頷きを返す。
中にいるノベンタ達の護衛らしい兵士も、こっちを見て特に動揺の類もせず……いや、五飛を見る目に若干棘があるような気はするが、それはガンダムがこれまで行ってきた事を考えれば仕方がないのだろう。
基本的にOZを狙ってはいたのだが、それに伴い連合軍もそれなりに巻き込まれてきているのだから。
それに俺がこう言うのもなんだが、シャドウミラーというのは色々な面で恵まれている。
それだけでも妬まれる要素は十分なのに、そこへガンダムが組み込まれたのだから色々と思うところがある兵士がいてもおかしくはなかった。
それでもここの護衛を任されるだけあって、俺達に向かって直接何かを口に出したりはしないで部屋の中へと通す。
「失礼します。シャドウミラーの皆さんをお連れしました」
サリィの言葉と共に部屋の中に入り、そこにいつものようにノベンタ、ベンティ、セプテムの3人がおり……そして護衛と思しき兵士の姿が部屋の中にもある事に驚く。
……いや、特に驚く事はないか?
現在はOZの反乱を収めるべく戦いが起こっており、ノベンタ達は連合軍の上位3人で、その3人が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ