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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic23-A新暦75年ミッド・プライソン戦役〜Outbreak of War〜
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の円卓は、私が引き継ぎますから」と言って、カプセル3基それぞれに手を付いて、ガシャァン!と粉砕した。

『リアンシェルト』

「レーゼフェア。お使い、ありがとう。私からは以上だから、あとはあなたの思うままにあの人と闘ってきてちょうだい」

『うん。それじゃリアンシェルト。僕、先に逝っているね』

「ええ。私も後から逝くから、待っていてね」

『ん!』

リアンシェルトとレーゼフェアは微笑み合いながら手を降り合って、通信を切った。

「私は・・・、私の名は、リアンシェルト。リアンシェルト・ブリュンヒルデ・ヴァルキュリア。あの人は、ルシリオンは、私の愛した・・・、いいえ今でも愛する父です。これが先ほどの返答です。デュランゴ、リョーガ、トレイル。・・・おやすみなさい」

粉々に砕け散った最高評議会だった3人の脳の破片を見ながら、リアンシェルトは問いに答えた。彼女はその足で医務局へと向かい、そして辿り着いたのはある一般病室で、「失礼します」と入室。ベッドの上には男性が1人、眠りについていた。

「レジアス・ゲイズの処遇については、あなたに任せます。ですからそろそろ目を覚ましましょうか。ゼスト・グランガイツ」

†††Sideイリス†††

プライソンが本格的に戦闘を行うために、様々な兵器の戦地投入を開始した。本局から、旗艦・“聖王のゆりかご”と護衛艦・“アンドレアルフス”が東部から中央区画・首都クラナガンへ向けて飛行中という連絡を貰ったことで・・・

「空戦が可能な騎士は全員、このまま首都クラナガンへ向けて飛行! 空で航空機およびガジェットの撃破! 陸戦騎士は、他の隊や局の部隊と連携して、戦車・装甲車やガジェットの撃破!」

わたしたち聖王教会騎士団も順次出撃を開始。問題は、さっきのプライソンの声明には登場しなかった兵器・戦車と装甲車だ。ガチの質量兵器。それらが東西南部の地方に突然出現して、首都へ向けて一斉進軍を開始した。その数、それぞれ約2千の計4千台。マジでアホか。数年程度で完成されられるような数じゃない。ずっと前から、今日という日を待っていたんだ。

銀薔薇騎士隊(ズィルバーン・ローゼ)、出撃!」

そういうこともあって、教会騎士団最強の少数精鋭部隊、ズィルバーン・ローゼもとうとう出撃となった。ルミナとパーシヴァルくん以外が全員40代以上の中年・初老の騎士。だけどその分の経験がある。いくら若くて魔力もあって、特別なスキルを持っていしても越えられない壁だ。

「ターゲットは陸戦兵器の破壊! 民間人に傷1つ付けさせるな!」

隊長のプラダマンテからの指示にルミナ達が「了解!」応じた。ルミナ以外のパラディンは空戦が出来ないから、自然と対陸戦兵器戦となる。さらにわたしや他の隊からも陸戦騎士が街に散
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