ガンダムW
1576話
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ったのだから。
コロニーに対する締め付けを強くする前に、やるべき事があったんだろう。
「その……お手柔らかにお願いします」
サリィも今の凛に対しては色々と思うところがあったのだろう。何とか加減して貰おうと呟くが、それを聞いた凛が行ったのは笑みを……何枚もの猫の皮を被った笑みを浮かべる事だった。
「ええ、勿論。今回の件に関しては、連合軍も被害者ですものね。……けど、その被害者になるよりも前に色々と出来たのに何もせず、私達がその尻ぬぐいをするとなると……相応の報酬は必要になると思いませんか?」
「それは……」
凛に何かも言い返せなかったのは、サリィにとっても今の状況は色々と連合軍に手落ちがあると理解している為か。
「その、明日にはニューエドワーズ基地に戻るので、その準備をよろしくお願いします。何かあったら、扉の前にいる兵士に言って貰えば対応しますので」
「あら、サリィは私達のお付きなんだから、一緒にいるんじゃないの?」
「そうしたいところなのですが、今のこの基地には色々と人員が足りなくて……」
手伝いに行くと、そう言いたいのだろう。
実際問題、それは決して間違っている訳ではない。
MS輸送機に同乗させてきたからといって、それはあくまでも限られた人数でしかない。
そんな連中に基地の全てを任せるとなると、間違いなく限界を超えてしまうだろう。
サリィ1人が手伝いにいったところで、劇的にそれが解決するとは思えないが……うん? いや、サリィの万能振りを考えれば、意外といけるか?
思わずそう思ってしまうのは、サリィの万能性を原作で知ってるからか。
部屋から出て行くサリィを見送り、俺達は今日の疲れを癒やすべくゆっくりとするのだった。
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