ガンダムW
1576話
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奪還しても、使い物にならなければ意味はありませんから。勿論OZがこの基地を占拠していた以上、向こうも壊れている場所の修理といったものはするつもりだったのでしょうが……」
「なるほど」
その修理作業が実際に行われる前に……もしくは行われ始めてすぐに俺達を含めた連合軍がこの基地の奪還に来たと。
「まぁ、基地の修復作業やら何やらは俺には関係ないから、そっちで好きにやってくれてもいい。それで、連合軍の……ベンティ達からは他に何か指示を貰っているのか? 俺達はこれからどうすればいいのか」
戦闘が終わり、この基地を占拠してからそれなりに時間が経ち、既に日は完全に沈み夜となっている。
俺達の機体も今日だけで何度も戦いを繰り広げてきただけあって、しっかりと整備や補給をする必要があった。
特に俺の機体は、スーパーバーニアを使用して普通の人間ならまず耐えられないだろう機動の操縦をしているので、どうしても機体に……特に関節部分に負担が掛かる。
勿論すぐにどうこうなるって訳じゃないが、それでも見ておいた方がいいのは間違いない。
その辺を軽く見て、実際に戦闘をしている時に関節部分やスーパーバーニアが正常に動作しなくなるとかなったら、最悪に近いし。
その点、シェンロンガンダムはガンダニュウム合金製だからその辺の心配はいらないし、トーラスは綾子の操縦技術が高くない――勿論普通よりは大分上なんだが、常識外という意味で――ので、そこまで機体の疲労度は高くない。
まぁ、射撃武器のトーラスカノンしか持っていないというのは関係しているんだろうが。
ちなみにビームサーベルを装備出来るように整備員達に頼んでおいたから、そのうちトーラスもビームサーベルで近接攻撃は可能になる。
その辺りの改修にどのくらいの時間が掛かるのかは分からないが。
そもそも、トーラスはMAの高機動状態と、トーラスカノンを使った射撃戦に特化している。
本来は使う想定がされていないビームサーベルを使えるようにするには、結構手を入れないといけないらしい。
……他にも、ビームサーベルを使う時にトーラスカノンをどうするかという問題もあるのだが。
言うまでもなくトーラスカノンはそれなりに大きく、ビームサーベルと一緒に……というのは難しいらしい。
その辺をどうにかする為には、もう少し時間が必要なのだろう。
丁度原作でゼクスがウイングガンダムを修理している時に、バスターライフルを扱う腕力とビームサーベルを扱う繊細さの手を開発するにはMSを開発するだけの時間が掛かるとかあったけど……まぁ、トーラスカノンの場合はバスターライフル程に重くはないだろうし、そこまでの労力は必要ないだろうが。
実際、原作でもサンクキングダムで使われていたトーラスは特に何も……いや、待てよ?
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