学園生活-スクールライフ-
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かかるんだから!しかも会ったばかりの人に!」
一触即発な展開を起こしたルイズにどこかうんざりしたような様子を見せつつも、金髪の少女は桃髪の少女に注意を入れた。
「て、テファ!?だ、だって…こいつ道の真ん中に突っ立ってて…」
付き添いの彼女から注意を受けたのが予想外だったのか、それとも注意を食らって頭が少し冷静になり始めたのか、ルイズは慌てて言い訳してしまうが、それが通じる相手ではなかった。
「子供みたいなこと言って…そもそも遅刻しそうになったのは寝坊したルイズでしょ?それを関係ないこの人に当たるなんて…」
「うぅ…」
「ほら、見ろよ。お前の友達の方がしっかりわかってるじゃないか。お前なんかと違って見た目だけじゃないみたいだし」
「あんたねぇ!!」
サイトも顎で『テファ』と呼ばれた少女を指しながら、ルイズにざまぁみろとばかりに言い返すが、意地っ張りな性格もあってルイズも怒鳴り返してしまう。
…もういい加減にしてほしかった。朝っぱらからずっとギャーギャー喚かれ我慢ならなくなったシュウは、ついに自ら彼らに近づいて声をかけた。
「……おい、もういいだろ。ここでグダグダ無駄口叩いてたら本当に遅刻するぞ」
それを聞いたとたん、ルイズが真っ先に自分たちの状況に気がつく。
「そうだった!こんなことしてる場合じゃなかった!!急がないと!!」
「あ、おい!」
まるで嵐のような勢いで、ルイズはサイトの声を無視して走り去ってしまった。
「すごい子でしたね…」
シエスタが呆気にとられたように言う。
「ったく、謝りもしないで勝手に行きやがって…あんなにかわいいのにもったいないな」
サイトはルイズからの謝罪も来なかったことに不満を漏らす。そんな彼にテファと呼ばれた少女は頭を下げてきた。
「す、すみません…あの子気が立ちやすくて…」
「いや、君が謝ることじゃないって。それより、俺たちも行こうぜ。俺、今度遅刻したらグラウンド走らされるんだったし…」
だったらあのガキのふざけた言葉なんて無視しろよ、とシュウは思った。
「そうだ、俺たちも急がないと!シュウ、尾白!早く行こうぜ!」
「お、おい憐!置いてくなよ!」
サイトの言葉を聞いてか、憐も突然駆け出していく。尾白はそれを必死になって追いかけ始めるのだった。
かろうじて、遅刻は免れた。あと少しで門が閉まろうとしたところで、サイトやシュウたちは門を通ることができた。
しかし、遅刻ギリギリ間に合ったとはいえ、門番をしていた先生からは怒られてしまったが。
「まったく、平賀君。君はいったいどれだけ遅刻すれば気が済むんだ?常習犯として3年でも有名になってきているんだぞ?ちゃんと毎朝、目覚ましのアラームを設定して、起きられるようにしないと」
そう言ってきたのは、この日の門番だった若い男の先生だっ
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