暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
学園生活-スクールライフ-
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ーラー服を着た一人の少女が突進してきたのだ。
「うお!?」
三人は驚きこそしたがいち早く反応して避けた。
「ああもうルイズったら、また…!!」
もう一人の金髪の少女も後に続いて歩道橋を駆け上って彼女の元に急いだ。ふと、すれ違いざまにシュウは少女の顔を見た。
「…!」
正直、柄にもなく目を奪われてしまった。白く艶のある肌に黄金の頭髪、あどけない顔…いずれもが美しいと思わせるものだった。
「おぉ、あの子もすげぇ…特に一部」
尾白も見とれていたらしい。無理も無い、シエスタとルイズも女性としての美貌はあるが、それ以上の衝撃をシュウたちに与えた。別に彼でなくても、あの少女の美しさに気をとられない男はほぼ皆無と考えるべきかもしれない。
…が、尾白が彼女の、『一回り大き目の一箇所』をやたら凝視していたのに気づいたシュウは……ムカッときたので彼の頭に拳骨を落とした。
ガツッ!!
「痛ってぇ!?なんで殴るんだよ!?」
「…あ、ごめん。つい…」
「ついってなんだよ、ついって!?」
はっきりとした理由も無く殴られたことに尾白は不満を露にする。
それはそうと、さっきまで平賀とシエスタの二人は自分達のことに気をとられていたせいか、反応に遅れた平賀と、階段をかけ上った少女がぶつかってしまう。激突した衝撃で平賀と少女は歩道橋の上で勢いよく尻餅をついた。
「っつ…!」
「大丈夫ですか、サイトさん!?」
シエスタがすぐに平賀…サイトのもとに駆け寄ってくる。サイトは軽く「あぁ…」と返事して、制服についた砂を叩き落としながら立ち上がった。
「いったーい…」
「だ、大丈夫ルイズ?」
さっき尻餅をついた桃髪の少女の元に、もう一人長い金髪の少女も遅れてやってきて彼女を起こした。
「んもう!あんた、そこに突っ立ってたら邪魔じゃない!道を開けなさいよ!」
立ち上がるや否や、ルイズと呼ばれた少女はサイトに向かって、酷い文句を叩いてきた。これを聞いてサイトも腹を立てる。
「な、なんだよお前!お前こそこんなとこで体当たりかましやがって!下に落ちたらどうすんだよ!お前こそ立ち止まって、一言言えばいいじゃねぇか!」
「紳士たるもの女性が来たのなら、言われなくても道を開けなさいよ!」
「なぁにが紳士だ!そうやって自分は悪くないって言うような奴に垂れる気遣いはねぇよ!」
「何ですってぇ!?」
朝から喧しい。鬱陶しいことこの上ない。確かにあそこで突っ立っているサイトとシエスタは通行の邪魔ではあるが、特に少女の方は口にした言葉からして遅刻している上に自分からぶつかってきておいて理不尽なものだ。
「うわぁ、あの子もすげぇかわいいのに、めちゃくちゃなこといってんぞ」
尾白は美貌こそ認めたものの、桃髪の少女に対して苦手意識を感じたようだ。
「ルイズ、またそうやってつっ
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