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インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
第11話少年の決断
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聖成「どうしてそうなった!?」
心の声がだだ漏れである
楯無「簡単な話よ、今年は異例に男子生徒がこのIS学園に来たからね。だから副会長を任せようかなってね♪」
聖成「なんという雑な理由で…」
当の本人はとてつもなく焦っている
そりゃ、まぁいきなり生徒会副会長やれって言われてもね
ただし聖成は疑問に思っていることがあった
聖成「そもそもなんで俺なんですか?一夏がいるじゃないですか?」
楯無「あら?逆に聞くけどなんで一夏くんがいいと思うの?」
聖成「それは織斑先生の弟だからその方がさらに印象が良くなるじゃないですか?俺自身、裏には誰も居ませんし」
楯無「そんな考え方をしていたのね。でもね、聖成くんを選んだ理由はこちらにはあるわ」
聖成「理由?」
首か傾げて「なんぞや」とあからさまに言いたそうな顔をしている
楯無「あなたの情報処理や整理などが資料を作成やまとめる時に役に立つからよ」
聖成「じゃぁ、なんで俺が情報処理が得意だと言えるんですか?」
普通の人に言ったら痛いところをつく
まぁ…誰にも判断できないことだから
ただし楯無は扇子を開きその扇子には「調査結果」と書いてあった
楯無「あなたのこと少し調べさせてもらったわ」
聖成「なっ!?」
楯無「あなたのご両親の事は気の毒かもしれないけどかなりすごい人じゃない」
聖成自身、両親のことを出されて動揺していたが、さっきまでの焦っていた表情からかえ真剣な表情になった
楯無は話を続ける
楯無「あなたのお父さんの外川陣助【とがわ じんすけ】さんは剣道や剣術を習っているものなら知らないはずがないじゃない。外川家といえば江戸時代から明治時代にかけてに使われていた確実に相手を斬殺する完全斬殺剣術である【
地獄焔火流
(
じごくほむらびりゅう
)
】の伝承者一家じゃない。お父さんはどうやら科学者の道を進んだらしいけど…。
さらにあなたのお母さん、外川咲、旧名茅原咲【ちはら さき】さんは有名科学者一家の人じゃないの。今の技術のほとんどのベースを作ったと言われる茅原家、科学者としてそちらも知らない人はいないわよ」
それは少し驚いたような顔だった
聖成「まさか…、そこまで調べられるとは分かりました。隠しませんよ、確かに俺はその2つの家の間にできた息子だ。さらに言えば俺は今は父方の祖父に剣術を全て伝承されたされました。あなたが言っていたとうり完全斬殺剣術…、どこぞの緋村◯心が使っていた飛天ナンチャラ流みたいに逆刃刀以外なら斬殺できるわけでもなく逆刃刀でも斬殺ができる剣術のためあまり使いたくはないんですよ…。あと母方の祖父には科学における技術を全て学びました。そちらの方でこいつを…、零騎士を完成させましたからね」
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