824部分:第百二十八話 戦皇アーレスその四
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第百二十八話 戦皇アーレスその四
カミュの氷とデスマスクの爆発でだ。白い炎は凍り吹き散らかされてしまった。二人の作戦勝ちとも言える結果に終わっていた。
だがアーレスはそれを見てもだ。動じていなかった。
そのうえでだ。彼はまた攻撃を放つのだった。
「炎が駄目ならばだ」
「今度は何だ?」
「何をするつもりだ?」
「これだ」
こう言ってであった。次に放ったものは。
嵐だった。しかし只の嵐ではない。そこに何かが含まれていた。
アフロディーテはすぐにその含まれているものが何か察した。それは。
「毒ですね」
「毒か」
「それか」
「はい、毒です」
こう仲間達にも答える。
「間違いありません」
「そして嵐」
「それで来たか」
「シュラ」
アフロディーテはここでシュラの名を呼んだ。
「いいでしょうか」
「俺か」
「はい、貴方です」
まさに彼だというのである。
「わかりますね」
「そうだな。ここは俺が一番だ」
「それでは」
「行くぞ」
今度はシュラとアフロディーテだった。それぞれ動きを合わせる。
「エクスカリバー!!」
「ロイヤルデモンローズ!」
「剣に薔薇か」
アーレスは二人の攻撃を見て述べた。
「その二つか」
「如何にも」
「その通りです」
まさにそうだと返す二人だった。
「この技ならばだ」
「貴方のこの毒の嵐も破れます」
まずはエクスカリバーにより嵐が断ち切られた。そしてだ。
アフロディーテの紅の薔薇がだ。毒を相殺していた。その薔薇の毒でだ。
嵐が断ち切られ毒を消されてはだ。それで終わりだった。
アーレスはそれを見てだ。冷静に言うのであった。
「こういうことだ」
「御覧になられましたね」
「私の技をまたしても破るとはな」
アーレスはそれを見て冷静に述べた。
「やはり黄金聖闘士。尋常な力ではないな」
「今わかった、とは仰りませんね」
「それは言わない」
その通りだとだ。返すアーレスだった。
そのうえでだ。また技を放った。今度は。
流星が降り注ぎ地震が起こる。その二つであった。
今度は二つの力をだ。同時に浴びせてきたのであった。
それを見てだ。次に動いたのは。
「次は私ですね」
「俺だな」
ムウとアルデバランであった。
「空には私が」
「大地には俺が」
「それぞれ防ぐというのだな」
「防げるならばやらせてもらいます」
「そういうことだ」
また返す二人だった。
そしてだ。二人が放った技は。
「クリスタルウォール!」
「タイタンズノヴァ!」
ムウはその壁で自身も仲間達も守った。
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