大泥棒が鎮守府にやって来る〜会食編・その1〜
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い。
トッピングを載せたら、サルサソースやワカモレソース、サワークリーム、チリコンカン等のソース類をかけ、上からチーズをおろしてかける。ピザ用チーズでも構わないが、ポイントはけちらずたっぷりとかける事。後はレンジやオーブントースター等でチーズが溶けるまで加熱したら完成。
ウチはドン〇コスに特製のサルサソース、炒めた牛挽き肉とハラペーニョ、オリーブを散らしてチェダーチーズをおろしてかけた。
「悪いが、先にやってるぞ」
一言断りをいれて、次元がバーボンを口に運ぶ。
「『ブラントン』か。いい趣味だ」
一言、それだけ言うと今度はナチョスに手を伸ばす。1枚摘まみ上げると、蕩けたチーズが糸を引く。それを上手く絡め取って口の中へ。ハラペーニョとチリの辛味、サルサソースの酸味、チーズのまろやかさと牛肉のガツンとくる旨味が口の中で渾然一体となり、酒の後味を引き立てる。そしてその濃い目の味付けが『酒を寄越せ』と胃袋と舌に要求させる。
「確かにな。提督にしとくにゃ惜しい、いい腕だ」
「そうか?あくまでも家庭料理の延長のつもりなんだがな、俺としては」
短くだが、賞賛の言葉を受け取る。
「美味そうだな、一口くれよ〜次元」
「ヤだね、自分の分が来るまで我慢しろ」
手を伸ばすルパンの手をはたき落とす次元。
「ケチくせぇ野郎だぜ、ったく」
余程食べたかったのか、拗ねてしまったルパン。そんなやり取りが長年コンビを組んでいる二人ならではの空気感で、なんだか微笑ましく見える。ちなみにだがこのナチョス、本場アメリカやメキシコではポップコーン、ホットドッグに次ぐ映画鑑賞やスポーツ観戦の定番のお供だそうで、バーボン等のウィスキーをはじめ、ハイボールやビール、炭酸飲料等にも相性バッチリだ。パーティ料理にも手軽で出しやすい。スポーツ観戦のお供に、友達との一時にいかがだろうか?
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