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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
友を救え
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で2匹をポリゴン片に変える。
ようやくリトルネペントが怯みから回復した時には既に目の前に立ち、

「ちょっとは学習しろよ?・・・・・・リトルネペント!」

そう叫んで縦に振った剣は、既にレッドゾーンだったリトルネペントのヒットポイントを削りきった。

最後の1匹のリトルネペントも《レイジ・スパイク》で絶命させた。


その時、

パァァァァァン!

と、初めて聞く音なのに妙に嫌な音が聞こえた。

まるで何かが『破裂した音』のようだ。
破裂した?

(・・・・・・まさか!?)

俺は破裂した音の方向を振り向いてみると、そこの方向は別行動でキリトが行った方向だった。
それが分かった俺は今出せる全速力で走り出した。

俺は走りながら、思考を働かせた。


(でも何でだキリトなら実つきの実ぐらいは破壊しないはずだ・・・・・もしかしてキリトの奴!?ここで1人自殺するつもりか!?)

一瞬そんな考えが思考に出てしまったが、俺は一瞬でその考えを振り払って声を上げる。

「いや・・・・そんなわけがない!キリトは危なっかしいところがあるかもしれないが、この世界で生き残る覚悟を決めたんだ。そんな奴が自殺を選ぶわけがない!!!」

俺は木の枝を避けたり、岩を駆け上がって飛んだりしながら、もう必死でキリトの元まで走る。

走りながらも考えまくる。
何であんな破裂音がしたのかを。

思考を働かせていると、もう1つの考えが浮き上がった。


「まさか俺やキリトの他にプレイヤーがこのクエストを受けたのか!?」

その可能性は高い。今の状況じゃはじまりの町の狩り場は激しい取り合いになるだろう。だったら先に次の町に行ってレベルを上げるという考えを持つベータテスターは居るだろう。

そしてあの破裂音は実が破裂した音と決定付けて良いはずだ。
確か死んでしまえば、装備中やポーチに入れているアイテムはその場にドロップする。キリトがリトルネペントの胚種を持っているのを見て、あいつをリトルネペントの大群に殺させてしまえば、そいつが胚種を手に入れてクエストクリア。アニールブレードを手に入れて万々歳。

キリトを殺してな。

『ああぁぁぁぁぁぁぁっ!!?』

すると、森の奥から女の叫び声が聞こえた。その叫び声は間違うはずがない、キリトだ。
今の叫び声からして、かなりピンチのようだ。叫び声を聞いたため、俺はさらに走る速度を上げる。


「でもな・・・・俺がいる限りそんなことは絶対にさせっかよ!!!」


「待ってろキリト!今助けに行くぞ!!」

歯を噛み締めながら、俺はキリトがいる場所へ突撃する。
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