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ソードアート・オンライン 結城家の次男は両手剣使いで恋人は黒の剣士
友を救え
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もオンラインゲームで気色悪いモンスターをぶち殺しまくったんだ。仮想空間でもやってやるよ。

俺はスモールソードを鞘から引き抜き、勢いよくリトルネペントに飛びかかる。


「待って、ラグナ!」

「おわあっ!?」

飛びかかろうとしたが、後ろにいたキリトが俺の服の襟首を掴み、俺は情けない声を上げながら地べたに倒れた。

「な、何するんだよ!?キリトォ!」

俺は後頭部に手を触れさせ、キリトに顔を向け少し怒気を含みながらの困惑の声を出した。

「ご、ごめんラグナ!?言い忘れてたことがあって」

俺の声に怖がりながらも、キリトは続けて言った。
今の大きな声はリトルネペントには聞こえていなかったらしく、俺達の存在には気付いていなかった。


「実はあのリトルネペントには3つの種類がいるの」

「3つの・・・・種類?」

リトルネペントにもう一種類居ることに、俺は疑問を抱きな首を傾げるも、真剣にキリトの話を聞くことにした。


「あのリトルネペントは普通のタイプで、クエストで必要な胚種をドロップするのはリトルネペントの《花つき》って言って口の上に大きな花が咲いてるの、そして一番気を付けなきゃいけないのは・・・・・・・・リトルネペントの《実つき》なの」

最後のリトルネペントの実つきの言葉に、キリトは顔を青くするくらいな焦る顔になっていた。


「どういうことだ?・・・・・・」

緊迫したような空気に、俺も少し緊張したように聞き返した。
キリトは無言で頷くと、説明し出した。


「リトルネペントの実つきは花つきと同じ確率で出現して、頭の上に丸い実を垂らし付けてるの」

「その実つきは言わば《罠》で、戦闘中にその実を攻撃したら巨大な音と共に破裂して、嫌な臭いの煙を撒き散らす。煙には毒性も腐食性もないけど・・・・・・・」

キリトは一度言葉を止め、息苦しそうに呼吸をしている。俺が真剣な目付きで声をかけると、キリトは息を飲んで喋る。


「けど・・・・なんだ?」

「けど・・・・その煙には広範囲のリトルネペントの仲間を呼び寄せるっていう非常に厄介な特性があるの」

「な・・・・・・・・・!?」

キリトの衝撃な言葉に、俺は言葉が出なさそうだった。
当たり前だ。実つきの実を破壊すれば、仲間を呼び寄せる煙が出てしまう。そんなことになれば即刻このデスゲームから退場になってしまう。
・・・・・だが逆に考えれば、実を傷付けないように上手く実つきを倒せば俺達は死なずに済むってことだ。


(こいつはかなり気を抜けられないクエスト、だな)

デスゲームとなった今では、どんな時でも気を抜いては駄目だと思うが、こういう危険が伴いまくるクエストでは、より一層気を引き閉めなくちゃな
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