821部分:第百二十八話 戦皇アーレスその一
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あるな」
「ないと言えば嘘になる」
「何があった」
カミュはそれをアーレスに対して問わずにはいられなかった。
「かつて。彼等の間に」
「私はかつて一人だった」
アーレスはここでだ。その過去を語ってみせた。彼の過去をだ。
「誰も認めず。愚弄され続けてきた」
「それは既に聞いているが」
カミュはそれを聞いてだ。言うのだった。
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